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2014年ドラフト指名選手の残した結果~ドラフト&育成力の本当の結果を暴き出す⑨ [ドラフト会議]

12球団ドラフト&育成力の本当の結果を暴き出すべく、
第八弾で、2014年のドラフトで
入団した選手が残した結果を、
ポイント制にして表してみます。

具体的な判定・結果分析方法は
下記タイトルをクリックしご参照頂きたい。
「プロローグと評価判定方法」

簡単に述べると

・選手の年齢は学年年齢で統一。

・各選手の出身を「高投」「高野」「大社投」「大社野」「25投」「25野」の6つに分類。

・「高投」「高野」は22年~07年、
・「大社投」「大社野」大学・社会人は22年~11年、
・「25投」「25野」25歳以上は22年~13年に、
それぞれドラフト指名された選手が今回の調査対象。

・出身ジャンルをケースA(若手)・B(中堅前期)・C(中堅後期)・D(ベテラン前期)に分類し、各ケースにつき、ノルマを設定。

・「成功選手」は 各ケースで設定したノルマを達成した選手にはポイントを付与(ケースA:若手=6p、ケースB:中堅前期=5p、ケースC:中堅後期=4p、ケースD:ベテラン前期=3p)。

・「準成功」は 「成功選手まで届かないが一歩手前」の選手で同じくポイントを付与(ケースA=4p、ケースB=3p、ケースC=3p、ケースD=2p)

・「予備軍」は そのペースから、将来的に成功選手になる可能性が 高い選手(ケースA:若手=2p、ケースB~Ð=1p)

・「成功選手」については早出世や、ノルマを上回る成績、投手なら通算防御率、野手ならOPS・盗塁数でボーナスポイント提供

これはあくまでも選手の評価を、
分かりやすくするための目安だが・・。

1~3p=「準成功中心」←(チームが推移する上で)単年ベースでレギュラーだといえる選手。

4~6p=「普通成功選手」←(同)複数年ベースでレギュラークラスの選手と言えるレベル。

7~9p=「上位成功選手」←(同)主力の選手と言えるレベル。

10~12p=「大成功選手」←(同)チームの中心選手と言えるレベル。

13~15p=「特大成功選手」←(同)チームを代表する選手であり、球界でも有数の選手となる。

16~18p=「超成功選手」←(同)チームはもちろん、球界トップクラスの選手

19p~=「神成功選手」←(同)明らかに球界最高峰選手で、球史に確実に残るレベル。

カッコ内は左から、ジャンル・年数・ドラフト順位・世代(ケース)。
その横はポイント数。
引退の他、メジャー挑戦・FA・トレード退団した選手は下線を引く
(今オフにそうなった選手は〇をつける)。

《2014年》

【阪神】0p
なし


【広島】3p
<準成功>野間(大社野・9年目・1位・C)3p


【横浜】21p(18p)
<成功選手>山崎康(大社投・9年目・1位・C)12p
<成功選手>石田(大社投・9年目・2位・C)6p
<準成功>倉本(25野・9年目・1位・C)3p(昨年前引退済み)

【巨人】16p
<成功選手>岡本(高野・9年目・1位・B)16p

【ヤクルト】0p
なし

【中日】0p
なし

【オリックス】9p(6p)
<成功選手>宗(高野・9年目・2位・B)6p
<準成功>山崎福(大社投・9年目・1位・C)3p(今年オフ退団)

【ロッテ】14p
<成功選手>中村奨(大社野・9年目・1位・C)11p
<準成功>岩下(高投・9年目・3位・B)3p

【ソフトバンク】6p
<準成功>松本裕(高投・9年目・1位・B)3p
<準成功>栗原(高野・9年目・2位・B)3p

【楽天】7p(0p)
<成功選手>安楽(高投・9年目・1位・B)6p(今年オフ退団)
<予備軍>小野郁(高投・9年目・2位・B)1p(昨オフ前にトレード済み)


【西武】23p
<成功選手>高橋光(高投・9年目・1位・B)13p
<成功選手>外崎(25野・9年目・3位・C)10p

【日ハム】17p(6p)
<成功選手>有原(大社投・9年目・1位・C)11p(昨年オフ前退団済み)
<成功選手>石川直(高投・9年目・4位・B)6p



この年も、全体的に15年ほど不作でないが、
17年と同じくらい平凡な年だった。
そして何より、15p以上の(大枠での)「勝ち組」と、 9p以下の(同)「負け組」の 差が激しい印象がある。

まず、岡本(巨人)が、
球界トップレベルの野手である
実力を見せつけた。

投手は高橋光(西武)が、
メジャー挑戦の有資格者まで
成長してきた。

他にも、高卒がこの2人以外は大成功選手はいなかったが、
大社から山崎康(横浜)中村奨(ロッテ)有原(日ハム→メジャー→ソフトバンク)
25から外崎(西武)と大成功選手以上が、輩出。
ただ、全体的に少し小粒なのは否めない。

まず「大勝利」だったのが、 横浜と西武。
横浜は成功選手も準成功も幅広く、
西武は主力を2人獲得できた。
「成功」に入ったのは、 岡本が輩出した巨人、 (放出したが)有原を輩出した日ハム。

「平凡」だったのが、
オリックス・ソフトバンク・楽天といった、
パリーグのチーム。
「失敗」は、阪神・広島・ヤクルト・中日
絶好調の阪神は、17年以来の外れ年。
広島は20年以前では初めて外れ年だった。
ヤクルトは2年連続で負け組と不振続き。


〇通算成績
※()のカッコは選手流失の減点したポイント。<>のカッコの選手はケースAの若手のみ掲載。

【阪神】141p<大成功選手以上4名、成功選手6名、予備軍2名>
【広島】108p(98p)<大成功選手以上4名、成功選手3名、準成功1名、予備軍2名>
【横浜】103p(90p→87p)<大成功選手以上2名、成功選手1名、準成功(1名→0名)>
【巨人】95p<大成功選手以上2名、成功選手2名、準成功2名・予備軍3名>
【ヤクルト】69p(58p)<大成功選手以上(2名→1名)、成功選手4名、予備軍1名>
【中日】94p(73p)<大成功選手以上3名、成功選手(2名→1名)、予備軍4名>

【オリックス】139p(103p→100p)<大成功選手以上(5→4名)、成功選手1名、準成功1名、予備軍3名>
【ロッテ】91p(89p)<大成功選手以上2名、成功選手4名、予備軍2名>
【ソフトバンク】49p(41p)<大成功選手以上1名、成功選手2名、準成功1名、予備軍1名>
【楽天】66p(56p→49p)<成功選手1名、準成功2名・予備軍2名>
【西武】105p<大成功選手以上3名、準成功1名・予備軍3名>
【日ハム】102p(98p→87p)<大成功選手以上2名、成功選手(5名→6名)、準成功1名・予備軍2名>


セリーグは、阪神が断トツ独走状況が続いているが、
その次である広島に、
横浜・巨人に、実質的にだんだん
追いついてきている。
中日はドラフト&育成は、巨人・横浜と
良い勝負だが、流失で差がついている。
ヤクルトのドラフト&育成は、 完全に低迷している。

パリーグは、オリックスがドラフト&育成は、 断トツ続きだが、流失がひどくなってきた。
西武がこれに次ぐ存在。
日ハムも同じだが、こちらも流失に
苦しめられている。
ロッテはドラフト&育成は、
この3球団の次だが、流失が少ない。
楽天は低迷続きで、しかも流失が多いWパンチ。 ソフトバンクは、相変わらずドラフト&育成は お手上げ状態になっている。

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