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2016年ドラフト指名選手の結果から~ ドラフト&育成力の本当の結果を暴き出す⑦ [ドラフト会議]

12球団ドラフト&育成力の本当の結果を暴き出すべく、
第六弾で、2016年のドラフトで
入団した選手が残した結果を、
ポイント制にして表してみます。






具体的な判定・結果分析方法は
下記タイトルをクリックしご参照頂きたい。
プロローグと評価判定方法

簡単に述べると

・選手の年齢は学年年齢で統一。各選手の出身を「高投」「高野」「大社投」「大社野」「25投」「25野」の6つに分類。

・「高投」「高野」は22年~07年、「大社投」「大社野」大学・社会人は22年~11年、
「25投」「25野」25歳以上は22年~13年に、それぞれドラフト指名された選手が今回の調査対象。

・出身ジャンルをケースA(若手)・B(中堅前期)・C(中堅後期)・D(ベテラン前期)に分類し、各ケースにつき、ノルマを設定。

・「成功選手」「準成功」とも、 各ケースで設定したノルマを達成した選手にはポイントを付与。「予備軍」は そのペースから、将来的に成功選手になる可能性が 高い選手。「成功選手」については早出世や、ノルマを上回る成績、投手なら通算防御率、野手ならOPS・盗塁数でボーナスポイント提供






これはあくまでも選手の評価を、
分かりやすくするための目安だが・・。

1~3p=「準成功中心」←(チームが推移する上で)単年ベースでレギュラーだといえる選手。

4~6p=「普通成功選手」←(同)複数年ベースでレギュラークラスの選手と言えるレベル。

7~9p=「上位成功選手」←(同)常時チームのレギュラーの選手と言えるレベル。

10~12p=「大成功選手」←(同)常時チームの主力選手と言えるレベル。

13~15p=「特大成功選手」←(同)チームを代表する選手であり、リーグ有数の選手でもある。

16~18p=「超成功選手」←(同)チームはおろか、球界トップランクの選手。

19p~=「神成功選手」←(同)明らかに球界最高峰選手で、球史に確実に残るレベル。

カッコ内は左から、ジャンル・年数・ドラフト順位・世代(ケース)。
その横はポイント数。
引退の他、メジャー挑戦・FA・トレード退団した選手は文語に説明をつける。
(今オフにそうなった選手は〇をつける)。






《2016年》

【阪神】33p

<成功選手>大山(大社投・7年目・1位・B)11p

<成功選手>才木(高投・7年目・3位・A)9p

<成功選手>浜地(高投・7年目・4位・A)6p

<成功選手>糸原(25野・7年目・5位・C)7p


【広島】27p

<成功選手>床田(大社投・7年目・3位・B)8p

<成功選手>坂倉(高野・7年目・4位・A)13p

<成功選手>アドゥア(高投・7年目・5位・A)6p


【横浜】21p(17p)

<成功選手>濱口(大社投・7年目・1位・B)7p

<成功選手>佐野(大社野・7年目・9位・B)10p

<準成功>細川(高野・7年目・5位・A)4p(現役ドラフトで移籍)







【巨人】16p

<成功選手>吉川(大社野・7年目・1位・B)8p

<成功選手>大江(高投・7年目・5位・A)8p


【ヤクルト】11p(0p)

<成功選手>梅野(高野・7年目・3位・A)11p(今季、現役ドラフトで移籍)

【中日】31p(20p)

<成功選手>柳(大社投・7年目・1位・B)9p

<成功選手>京田(大社野・7年目・2位・B)11p(昨年オフトレード)

<成功選手>藤嶋(高投・7年目・5位・A)11p






【オリックス】35p(15p)

<成功選手>山岡(大社投・7年目・1位・B)11p

<成功選手>山本由(高投・7年目・4位・A)20p(今季メジャー挑戦)

<準成功>山崎颯(高投・7年目・6位・A)4p


【ロッテ】9p(7P)

<成功選手>種市(高投・7年目・1位・A)7p

<準成功>酒居(25投・7年目・2位・C)2p(人的補償)


【ソフトバンク】7p

<成功選手>三森(高野・7年目・4位・A)7p






【楽天】10p(0p)

<成功選手>高梨(25投・7年目・9位・C)9p(昨年前トレード済み)

<予備軍>森原(25投・7年目・5位・C)1p(昨年前トレード済み)

【西武】29p

<成功選手>今井(高投・7年目・1位・A)11p

<成功選手>源田(25野・7年目・3位・C)12p

<成功選手>平井(25投・7年目・4位・C)6p

【日ハム】13p

<成功選手>堀(高投・7年目・1位・A)6p

<成功選手>玉井(25投・7年目・8位・C)7p






この年は、この10年を代表する大豊作ドラフト。
実際に、大枠で「負け組」となる9p以下は、
小枠で「平凡」になるソフトバンクと楽天のみ。
逆に、15p以上の大枠で勝ち組に入ったのが、
7球団もあり、「大勝利」の20p以上が
半分の6球団を占める。

まず、山本由(オリックス)が、年齢的には
まだ若手なのに、3年連続MVPの
金字塔を立てて、メジャー挑戦という、
前代未聞の球史に残こる投手になった。

他には、坂倉(広島)が捕手定着こそ昨年からだったが、
その優秀な打力からセリーグ有数の野手に成長した。

他にも、高卒から、梅野(ヤクルト→中日)、 藤嶋(中日)、今井(西武)
大社から大山(阪神)、佐野(横浜)、京田(中日→横浜)、山岡(オリ)、
25組から源田(西武)
大成功選手以上と、華やかである。






「大勝利」の中でも上位なのが、 成功選手を4人出した阪神、 坂倉を輩出した広島、 大成功選手を複数人出した中日・西武、 山本由を輩出したオリックスは素晴らしい。
横浜も大成功選手を輩出、 巨人も成功選手を複数出した。

・・以上のように、この年は多くのチームが、
レギュラーや主力選手を獲得したのだが、
ある問題がある。

山本由のように、結果を挙げてメジャー挑戦という
王道ルートならわかるが、
せっかくドラフト&育成で、
レギュラーや主力選手を輩出したのに、
年齢的に若いのに手放す選手が多い
(梅野・京田など)。
また、簡単に手放して、他球団で活躍
するうれしくない例(細川・酒居など)も、
相次いでいる。
おかげでヤクルト・楽天などは実質0pとなっており、
頂けない。






〇通算成績
※()のカッコは選手流失の減点したポイント。<>のカッコの選手はケースAの若手のみ掲載。

【阪神】132p<ケースA(若手)の人数:大成功選手以上4名、成功選手6名、予備軍2名>

【広島】95p<同:大成功選手以上4名、成功選手3名、準成功1名、予備軍2名>

【横浜】73p(73p→69p)<同:大成功選手以上2名、成功選手1名、準成功(1名→0名)>

【巨人】74p<同:大成功選手以上2名、成功選手2名、準成功2名・予備軍3名>

【ヤクルト】67p(67p→56p)<同:大成功選手以上(2名→1名)、成功選手4名、予備軍1名>

【中日】75p(68p→57p)<同:大成功選手以上3名、成功選手(2名→1名)、予備軍4名>


【オリックス】114p(114p→94p)<同:大成功選手以上(5→4名)、成功選手1名、準成功1名、予備軍3名>

【ロッテ】77p(77p→75p)<同:大成功選手以上2名、成功選手4名、予備軍2名>

【ソフトバンク】43p(38p)<同:大成功選手以上1名、成功選手2名、準成功1名、予備軍1名>

【楽天】49p(49p→39p)<同:成功選手1名、準成功2名・予備軍2名>

【西武】82p<同:大成功選手以上3名、準成功1名・予備軍3名>

【日ハム】77p(74p)<同:大成功選手以上2名、成功選手(5名→6名)、準成功1名・予備軍2名>






この年で高卒選手も7年目であることから
(8年目からケースBの中堅前期になる)、
ケースAである若手の大成功~予備軍入りの選手の数は、
これで決定する。
阪神・広島・日ハムのように、このゾーンに10人以上いるチームは、
将来有望と言えるだろう。
逆に5人以下の、横浜・ソフトバンク・楽天は、
若手が活発でなく将来が心配される。

セリーグは相変わらずで、
阪神が断トツ独走状況が続き
広島が阪神以外には1歩リード。
あと4球団はドラフト&育成は同じくらいのポイント数だが、
中日・ヤクルトは流失が激しく
実質は下位に低迷している。

パリーグは、オリックスが山本由が抜けても、 順調にドラフト&育成だけで充分強い。 ここに来て、西武が一躍向上し、
ロッテ・日ハムを抜いた。
楽天とソフトバンクは、そろそろ ドラフト&育成能力に疑問を 持たざるを得なくなってきている。





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