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2018年ドラフト指名選手の結果から~ ドラフト&育成力の本当の結果を暴き出す⑤ [ドラフト会議]

12球団ドラフト&育成力の本当の結果を暴き出すべく、
第五弾で、2018年のドラフトで
入団した選手が残した結果を、
ポイント制にして表してみます。






具体的な判定・結果分析方法は
下記タイトルをクリックしご参照頂きたい。
プロローグと評価判定方法

簡単に述べると

・選手の年齢は学年年齢で統一。各選手の出身を「高投」「高野」「大社投」「大社野」「25投」「25野」の6つに分類。

・「高投」「高野」は22年~07年、「大社投」「大社野」大学・社会人は22年~11年、
「25投」「25野」25歳以上は22年~13年に、それぞれドラフト指名された選手が今回の調査対象。

・出身ジャンルをケースA(若手)・B(中堅前期)・C(中堅後期)・D(ベテラン前期)に分類し、各ケースにつき、ノルマを設定。

・「成功選手」「準成功」とも、 各ケースで設定したノルマを達成した選手にはポイントを付与。「予備軍」は そのペースから、将来的に成功選手になる可能性が 高い選手。「成功選手」については早出世や、ノルマを上回る成績、投手なら通算防御率、野手ならOPS・盗塁数でボーナスポイント提供






これはあくまでも選手の評価を、
分かりやすくするための目安だが・・。

1~3p=「準成功中心」←(チームが推移する上で)単年ベースでレギュラーだといえる選手。

4~6p=「普通成功選手」←(同)複数年ベースでレギュラークラスの選手と言えるレベル。

7~9p=「上位成功選手」←(同)常時レギュラ-の選手と言えるレベル。

10~12p=「大成功選手」←(同)常時、主力選手と言えるレベル。

13~15p=「特大成功選手」←(同)チームを代表する選手であり、リーグでも有数の選手となる。

16~18p=「超成功選手」←(同)球界最高レベルの選手であり、このクラスの成績ならメジャー挑戦もまったく違和感ない。

19p~=「神成功選手」←(同)明らかに球界最高峰選手で、球史に確実に残るレベル。メジャー挑戦は、もちろん文句なし。






カッコ内は左から、ジャンル・年数・ドラフト順位・世代(ケース)。
その横はポイント数。
引退の他、メジャー挑戦・FA・トレード退団した選手は下線を引く
(今オフにそうなった選手は〇をつける)。

《2018年》

【阪神】26p
<成功選手>近本(25野・5年目・1位・B)15p
<成功選手>湯浅(高投・5年目・6位・A)8p
※湯浅は独立リーグ出身だが、高卒後1年で指名されたので、
高卒に分類。
<準成功>木浪(25野・5年目・3位・B)3p

【広島】19p
<成功選手>小園(高野・5年目・1位・A)11p
<成功選手>島内(大社投・5年目・2位・B)8p

【横浜】9p
<成功選手>大貫(25投・5年目・3位・B)8p
<予備軍>上茶谷(大社投・5年目・1位・B)1p

【巨人】15p
<成功選手>戸郷(高投・5年目・6位・A)15p

【ヤクルト】9p
<成功選手>清水昇(大社投・5年目・1位・B)9p

【中日】0p






【オリックス】1p
<予備軍>頓宮(大社野・5年目・2位・B)1p

【ロッテ】20p
<成功選手>小島(大社投・5年目・3位・B)9p
<成功選手>高部(高野・5年目・4位・A)8p
<予備軍>藤原恭(高野・5年目・1位・A)2p
<予備軍>東妻(大社投・5年目・2位・B)1p

【ソフトバンク】5p(2p)
<準成功>甲斐野(大社投・5年目・1位・B)3p(今オフ人的補償移籍)
<予備軍>坂東(大社投・5年目・4位・B)1p
<予備軍>泉圭(大社投・5年目・6位・B)1p(今オフトレード)


【楽天】9p
<成功選手>辰己(大社野・5年目・1位・B)8p
<予備軍>鈴木翔(大社投・5年目・8位・B)1p

【西武】15p
<成功選手>松本航(大社投・5年目・1位・B)8p
<成功選手>森脇(25投・5年目・6位・B)7p

【日ハム】17p
<成功選手>野村佑(高野・5年目・2位・A)9p
<成功選手>万波(高野・5年目・4位・A)8p






この年までが、「ポイントより 予備軍以上の人数が大事」である。
既に高卒組もブレイクしている選手が多いが、
それは彼らが優秀だったからであり、
その証拠にブレイクした選手は、
ここまで最高得点の宮城(オリ)のように、
高得点である。
実際の高卒組のブレイクの中心は
まだこれから。
0pで終わった中日も、根尾がブレイクすれば
挽回できる。

大豊作の2020年や、豊作の印象のある
2019年と比べると、人数は悪くないが、
全体のポイント総数は、少し落ちる印象だ。
それだけ、高校生が中心で、
将来のブレイク待ちの選手が多いということか。






この年はやはり、近本(阪神)と戸郷(巨人)だろう
近本は今回の25投手・野手を通じて、
最高得点者である。
戸郷も若くしてセリーグ有数の投手に成長した。

他に高卒から、小園(広島)が頑張った。
大社組・25組も悪くはないが、
近本以外は全体に小粒だったか。






阪神は、相変わらず絶好調で、 近本以外にも選手を輩出している。
ロッテも、予備軍以上は 最多の4人を輩出しており、
将来的には阪神を上回る可能性もある。

これに次ぐのが広島と日ハムと西武。 うまくレギュラー選手を獲得できている。 横浜・楽天もこれに次げるか?
ソフトバンクは、予備軍以上を
3人出していたので、将来に期待が持てたのだが、
泉を巨人にトレードで出してしまった。

まだ高卒組はこれからブレイクする時期なので、
もう少し待てるが、
大社組や25組は、そろそろ評価が固まりつつある。






〇通算成績
※()のカッコは選手流失の減点したポイント。<>のカッコの選手はケースAの若手のみ掲載。

【阪神】99p<大成功選手以上4名、成功選手4名、予備軍2名>

【広島】60p<大成功選手以上3名、成功選手1名、準成功1名、予備軍2名>

【横浜】42p<大成功選手以上2名、成功選手1名>

【巨人】48p<大成功選手以上2名、成功選手1名・準成功2名・予備軍3名>

【ヤクルト】39p<成功選手5名、予備軍1名>

【中日】30p<大成功選手以上2名、予備軍4名>






【オリックス】64p<大成功選手以上4名、成功選手1名、予備軍3名>

【ロッテ】52p<大成功選手以上1名、成功選手3名、予備軍2名>

【ソフトバンク】26p(26p→22p)<大成功選手以上1名、成功選手1名、予備軍1名>

【楽天】39p<成功選手1名、準成功2名・予備軍2名>

【西武】37p<大成功選手以上1名、準成功1名・予備軍3名>

【日ハム】52p<大成功選手以上2名、成功選手3名、準成功1名・予備軍2名>






少しずつ、各球団のドラフト&育成の差が出つつある。

セリーグは、ポイントの近い横浜と巨人を入れ替えれば、今年の順位と
同じなのだ。
つまり、この5年くらいの大社組や25組を中心としたドラフト&育成の差が、 順位に近いレベルで跳ね返っている。
人数も阪神が独走で、まさに優勝や近年の上位安定は
この5年のドラフトで勝ち取ったと言える。
広島・巨人・ヤクルト・中日は、予備軍以上の若手は多いので、
何とかこれらの選手をブレイクさせて、阪神に対抗したい。






パリーグは、ここまで独走だったオリックスが、初めて不発。 ロッテがこの2年で一気にポイントを重ね、 日ハムが毎年安定して選手を輩出しており、 追い上げてきた。
西武とロッテは、それらに比べて劣るが、予備軍以上の
人数は負けていないので、これからに期待である。
少なくとも、日ハムは未来に希望が持てる展開になってきた。



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