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2011ドラフト指名選手の残した結果~ドラフト&育成力の本当の結果を暴き出す⑫ [ドラフト会議]

12球団ドラフト&育成力の本当の結果を暴き出すべく、
第11弾で、2012年のドラフトで
入団した選手が残した結果を、
ポイント制にして表してみます。

具体的な判定・結果分析方法は
下記タイトルをクリックしご参照頂きたい。
プロローグと評価判定方法






簡単に述べると

・選手の年齢は学年年齢で統一。

・各選手の出身を「高投」「高野」「大社投」「大社野」「25投」「25野」の6つに分類。

・「高投」「高野」は22年~07年、
・「大社投」「大社野」大学・社会人は22年~11年、
・「25投」「25野」25歳以上は22年~13年に、
それぞれドラフト指名された選手が今回の調査対象。

・出身ジャンルをケースA(若手)・B(中堅前期)・C(中堅後期)・D(ベテラン前期)に分類し、各ケースにつき、ノルマを設定。

・「成功選手」は 各ケースで設定したノルマを達成した選手にはポイントを付与(ケースA:若手=6p、ケースB:中堅前期=5p、ケースC:中堅後期=4p、ケースD:ベテラン前期=3p)。

・「準成功」は 「成功選手まで届かないが一歩手前」の選手で同じくポイントを付与(ケースA=4p、ケースB=3p、ケースC=3p、ケースD=2p)

・「予備軍」は そのペースから、将来的に成功選手になる可能性が 高い選手(ケースA:若手=2p、ケースB~Ð=1p)

・「成功選手」については早出世や、ノルマを上回る成績、投手なら通算防御率、野手ならOPS・盗塁数でボーナスポイント提供






これはあくまでも選手の評価を、
分かりやすくするための目安だが・・。

1~3p=「準成功中心」←(チームが推移する上で)単年ベースでレギュラーだといえる選手。

4~6p=「普通成功選手」←(同)複数年ベースでレギュラークラスの選手と言えるレベル。

7~9p=「上位成功選手」←(同)常時レギュラーと言えるレベルの選手。

10~12p=「大成功選手」←(同)チームの主力選手と言えるレベル。

13~15p=「特大成功選手」←(同)チームを代表する選手であり、リーグでも有数の選手。

16~18p=「超成功選手」←(同)チームはおろか、球界トップクラスの選手。

19p~=「神成功選手」←(同)明らかに球界最高峰選手で、球史に確実に残るレベル。

カッコ内は左から、ジャンル・年数・ドラフト順位・世代(ケース)。
その横はポイント数。
引退の他、メジャー挑戦・FA・トレード退団した選手は下線を引く
(今オフにそうなった選手は〇をつける)。








《2011年》

【阪神】0p
なし

【広島】22p
<成功選手>野村祐(大社投・12年目・1位・D)8p
<成功選手>菊池涼(大社野・12年目・2位・D)14p

【横浜】9p
<成功選手>桑原(高野・12年目・4位・C)9p

【巨人】0p
0p

【ヤクルト】0p
なし

【中日】17p
<成功選手>高橋周(高野・12年目・1位・C)5p
<成功選手>田島(高投・12年目・1位・C)12p


【オリックス】0p
なし

【ロッテ】24p(12p)
<成功選手>鈴木大(大社野・12年目・3位・D)12p
<成功選手>益田(大社投・12年目・4位・D)12p


【ソフトバンク】18p(12p)
<成功選手>武田(高投・12年目・1位・C)12p
<成功選手>嘉弥真(大社投・12年目・5位・D)6p(今オフ退団)

【楽天】11p
<成功選手>島内(大社野・12年目・6位・D)9p
<準成功>岡島(大社野・12年目・4位・D)2p

【西武】0p
なし

【日ハム】27p(0p)
<成功選手>近藤健(高野・12年目・4位・C)17p(昨年FA退団済み)
<成功選手>上沢(高投・12年目・6位・C)10p(今オフからメジャー挑戦)


年代が古いため全体ポイントは少ないが、
全体的にはまずまず。
大谷世代だった12年と比べると、
大当たりは少ないが、代わりに成功選手の数は多い印象。
そして、「勝ち組」と「負け組」も、
年代が進んだ分、ハッキリしている。
まずは、何といっても日本球界を代表する安打製造機、
近藤(日ハム)だろう。
そして、セリーグの安打製造機であり守備の名手の
菊池涼(広島)

あとは、高卒から田島(中日)・武田(ソフトバンク)・上沢(日ハム→メジャー)
大社組からは、鈴木大(ロッテ→楽天)・益田(ロッテ)なども、
高い結果を出している。

16P以上の「大勝利チーム」は
広島・中日・ロッテ・ソフトバンク・日ハムだが、残念ながら日ハムは近藤が抜け、
上沢も抜けそうな情勢。
ロッテは鈴木大が抜けた。
ソフトバンクも、久しぶりの勝ち組入りで、
成功選手を複数出したが、嘉弥真は退団になった。
広島は3連覇に貢献した2人をゲット、
中日は低迷期を支える人材を獲得に成功した。

「負け組」は阪神・巨人・ヤクルト・オリックス・西武。
特にオリックス・西武は珍しく2年連続不作。
阪神も久しぶりに不発で、ヤクルトはまたも・・という感じだ。


〇通算成績
※()のカッコは選手流失の減点したポイント。<>のカッコの選手はケースAの若手のみ掲載。

【阪神】175p(163p)<大成功選手以上4名、成功選手6名、予備軍2名>
【広島】178p(148p)<大成功選手以上4名、成功選手3名、準成功1名、予備軍2名>
【横浜】124p(97p)<大成功選手以上2名、成功選手1名、準成功(1名→0名)>
【巨人】121p(109p)<大成功選手以上2名、成功選手2名、準成功2名・予備軍3名>
【ヤクルト】88p(68p)<大成功選手以上(2名→1名)、成功選手4名、予備軍1名>
【中日】128p(96p)<大成功選手以上3名、成功選手(2名→1名)、予備軍4名>

【オリックス】146p(107p)<大成功選手以上(5→4名)、成功選手1名、準成功1名、予備軍3名>
【ロッテ】124p(122p→110p)<大成功選手以上2名、成功選手4名、予備軍2名>
【ソフトバンク】92p(70p→64p)<大成功選手以上1名、成功選手2名、準成功1名、予備軍1名>
【楽天】108p(74p)<成功選手1名、準成功2名・予備軍2名>
【西武】139p(108p)<大成功選手以上3名、準成功1名・予備軍3名>
【日ハム】175p(114p→87p)<大成功選手以上2名、成功選手(5名→6名)、準成功1名・予備軍2名>


セリーグは、広島がドラフト&育成では、 僅差ながら阪神を抜いた。
しかし、広島は流失が多いので、実質的には
まだ阪神がかなりリードしている。
横浜・巨人・中日はドラフト&育成ではほぼ互角。
横浜と中日がこの年は結果を出したので、
実質的にも巨人と差を詰めた。
ヤクルトは完全に断トツで、ドラフト&育成の低迷中である。

パリーグは、日ハムがオリックスと西武を、 ドラフト&育成で完全に抜き去ったが、 いかんせんそれ以上に流失が酷く、 それをまったく生かせていない状況にある。
オリックス・西武が停滞したところで、
ロッテは流失の少なさを生かし、伸長してきた。
楽天とソフトバンクは、相変わらずドラフト&育成は 冴えない上に、流失も多い。
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