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2009年・2010年ドラフト指名選手の残した結果~ドラフト&育成力の本当の結果を暴き出す⑬ [ドラフト会議]

12球団ドラフト&育成力の本当の結果を暴き出すべく、
第弾で、2008年・2009年のドラフトで
入団した選手が残した結果を、
ポイント制にして表してみます。

具体的な判定・結果分析方法は
下記タイトルをクリックしご参照頂きたい。
プロローグと評価判定方法






簡単に述べると

・選手の年齢は学年年齢で統一。

・各選手の出身を「高投」「高野」「大社投」「大社野」「25投」「25野」の6つに分類。

・「高投」「高野」は22年~07年、
・「大社投」「大社野」大学・社会人は22年~11年、
・「25投」「25野」25歳以上は22年~13年に、
それぞれドラフト指名された選手が今回の調査対象。

・出身ジャンルをケースA(若手)・B(中堅前期)・C(中堅後期)・D(ベテラン前期)に分類し、各ケースにつき、ノルマを設定。

・「成功選手」は 各ケースで設定したノルマを達成した選手にはポイントを付与(ケースA:若手=6p、ケースB:中堅前期=5p、ケースC:中堅後期=4p、ケースD:ベテラン前期=3p)。

・「準成功」は 「成功選手まで届かないが一歩手前」の選手で同じくポイントを付与(ケースA=4p、ケースB=3p、ケースC=3p、ケースD=2p)

・「予備軍」は そのペースから、将来的に成功選手になる可能性が 高い選手(ケースA:若手=2p、ケースB~Ð=1p)

・「成功選手」については早出世や、ノルマを上回る成績、投手なら通算防御率、野手ならOPS・盗塁数でボーナスポイント提供






これはあくまでも選手の評価を、
分かりやすくするための目安だが・・。

1~3p=「準成功中心」←(チームが推移する上で)単年ベースでレギュラーだといえる選手。

4~6p=「普通成功選手」←(同)複数年ベースでレギュラークラスの選手と言えるレベル。

7~9p=「上位成功選手」←(同)常時レギュラーと言えるレベルの選手。

10~12p=「大成功選手」←(同)チームの主力選手と言えるレベル。

13~15p=「特大成功選手」←(同)チームを代表する選手であり、リーグでも有数の選手。

16~18p=「超成功選手」←(同)チームはおろか、球界トップクラスの選手。

19p~=「神成功選手」←(同)明らかに球界最高峰選手で、球史に確実に残るレベル。

カッコ内は左から、ジャンル・年数・ドラフト順位・世代(ケース)。
その横はポイント数。
引退の他、メジャー挑戦・FA・トレード退団した選手は下線を引く
(今オフにそうなった選手は〇をつける)。






《2010》

【阪神】0p
なし

【広島】9p
<成功選手>中崎(高投・13年目・6位・C)9p

【横浜】0p
なし

【巨人】3p(0p)
<準成功>宮國(高投・13年目・2位・C)3p(昨年前に退団済み)

【ヤクルト】22p
<成功選手>山田哲(高野・13年目・1位・C)22p

【中日】0p
なし


【オリックス】0p
なし

【ロッテ】0p
なし

【ソフトバンク】23p(8p)
<成功選手>千賀(高投・13年目・育成枠・C)15p(昨年以前にメジャー挑戦済み)

<成功選手>甲斐(高野・13年目・育成枠・C)5p

<準成功>牧原(高野・13年目・育成枠・C)3p

【楽天】0p
なし

【西武】0p
なし

【日ハム】18p(0p)
<成功選手>西川遥(高野・13年目・2位・C)18p(昨年以前に退団済み)


《2009》

【阪神】0p
なし

【広島】8p(0p)
<成功選手>今村(高投・14年目・1位・D)8p(昨年以前に退団済み)

【横浜】16p(0p)
<成功選手>筒香(高野・14年目・1位・D)16p(昨年以前にメジャー挑戦済み)

【巨人】0p
なし

【ヤクルト】0p
なし

【中日】2p
<準成功>岡田(高投・13年目・1位・C)2p

【オリックス】0p
なし

【ロッテ】0p
なし

【ソフトバンク】11p
<成功選手>今宮(高野・14年目・1位・D)11p

【楽天】0p
なし

【西武】14p(0p)
<成功選手>菊地雄(高投・14年目・1位・D)14p(昨年以前にメジャー挑戦済み)

【日ハム】0p
なし

ここからは、高卒組のみとなる。 対象範囲が小さくなったので、 2年分纏めてやることにする。
なお、本来ならハンカチ世代で
もし対象なら間違いなく
大成功選手以上だった、
柳田(ソフトバンク)・澤村(巨人→ロッテなど)、
塩見(楽天)・秋山(西武→メジャー・広島など)・
大野(中日)などが、ベテラン後期入りしたので、
外れた。
大豊作だったこの世代が抜けたことで、
図式も一気に変わる。

大卒組もハンカチ世代で大豊作だったが、 高卒組もこの時期は大物がゴロゴロしている。

筆頭はミスター・トリプルスリーこと山田哲(ヤクルト)
トリプルスリーを3回達成する選手は、
もう永久に出てこないだろう。

さらに、なぜか近年低迷しているが、
それまでは山田哲にも負けなかった大物である
西川(日ハムなど)、メジャーに挑戦した
筒香(横浜→メジャー)もどの世代の選手にも負けない実績。

育成枠からメジャー挑戦まで飛躍した
千賀(ソフトバンク→メジャー)
逆に高校時代からエリートとして飛躍した菊池雄 (西武→メジャー)と、
国内で不動の結果を残してから
メジャーに羽ばたいている。

今宮(ソフトバンク)も頑張った。

全体では、上記の大物たちを
育て上げた球団がそのまま勝ち組ゾーンに入る。
大勝利は、広島・横浜・ヤクルト・ソフトバンク・日ハム。
特にソフトバンクは一気に30p以上獲得(但し、千賀は抜けたが)。
逆に広島だけは2年連続で唯一成功選手を輩出した
(ただし、ここも今村は引退したが)
西武も勝ち組(もっとも、菊池はメジャーに挑戦したが)。
逆に失敗で終わったのが、 阪神・巨人・中日・オリックス・ロッテ・楽天と、
勝ち組と負け組に差がついた。
阪神・オリックスは完全にこの時期の選手は壊滅的で、
それだけにこの世代を割りきって捨てて、
新旧交代を急いで行ったことが、
現在の結果につながった感がある。
巨人もこの時期は壊滅的で、
そのツケが現在のチームの上昇を阻んでいる。

〇通算成績
※()のカッコは選手流失の減点したポイント。<>のカッコの選手はケースAの若手のみ掲載。

【阪神】175p(163p)<大成功選手以上4名、成功選手6名、予備軍2名>
【広島】195p(165p→157p)<大成功選手以上4名、成功選手3名、準成功1名、予備軍2名>
【横浜】140p(113p→97p)<大成功選手以上2名、成功選手1名、準成功(1名→0名)>
【巨人】124p(112p→109p)<大成功選手以上2名、成功選手2名、準成功2名・予備軍3名>
【ヤクルト】110p(90p)<大成功選手以上(2名→1名)、成功選手4名、予備軍1名>
【中日】130p(98p)<大成功選手以上3名、成功選手(2名→1名)、予備軍4名>

【オリックス】146p(107p)<大成功選手以上(5→4名)、成功選手1名、準成功1名、予備軍3名>
【ロッテ】124p(110p)<大成功選手以上2名、成功選手4名、予備軍2名>
【ソフトバンク】126p(104p→83p)<大成功選手以上1名、成功選手2名、準成功1名、予備軍1名>
【楽天】108p(74p)<成功選手1名、準成功2名・予備軍2名>
【西武】153p(122p→108p)<大成功選手以上3名、準成功1名・予備軍3名>
【日ハム】193p(105p→87p)<大成功選手以上2名、成功選手(5名→6名)、準成功1名・予備軍2名>

もうこの時期になれば、若さよりも通算ポイントの方が 大事になってくる。
セリーグは、広島がドラフト&育成で阪神を完全にリード。
流失選手が多く、実質では阪神と差があるが、だいぶ詰めてきた印象。
3番手としては、横浜がドラフト&育成では一歩リードしているが、
流失が多いのが悩み。
中日も似たような状況。
その点、ドラフト&育成では横浜には後れを取るが、
流失の少なさで巨人が実質では横浜・中日を上回る。
ヤクルトは山田哲のおかげで少し詰めたのと、
流失がセリーグでは普通なので、
まだドラフト&育成は最下位だが、
少しマシになった。

パリーグは、日ハムがドラフト&育成は独走状態だが、 それが半分以上流失したので、むしろ下位に近い。
それに次いで、オリックスと西武が頑張っているが、
こちらも流失に耐えながら上位にいる。
ロッテも流失の少なさで、この2球団と互角に貼り合っている。
ソフトバンクも今回の高卒組の躍進で、ドラフト&育成は
ロッテと互角まできたが、流失の多さで日ハム同様に上向かず、
楽天は完全にドラフト&育成が低迷し、 流失が輪をかけている。





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