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2007年・2008年ドラフト指名選手の残した結果~ドラフト&育成力の本当の結果を暴き出す⑭ [ドラフト会議]

12球団ドラフト&育成力の本当の結果を暴き出すべく、
第弾で、2007年・2008年のドラフトで
入団した選手が残した結果を、
ポイント制にして表してみます。

具体的な判定・結果分析方法は
下記タイトルをクリックしご参照頂きたい。
プロローグと評価判定方法






簡単に述べると

・選手の年齢は学年年齢で統一。

・各選手の出身を「高投」「高野」「大社投」「大社野」「25投」「25野」の6つに分類。

・「高投」「高野」は22年~07年、
・「大社投」「大社野」大学・社会人は22年~11年、
・「25投」「25野」25歳以上は22年~13年に、
それぞれドラフト指名された選手が今回の調査対象。

・出身ジャンルをケースA(若手)・B(中堅前期)・C(中堅後期)・D(ベテラン前期)に分類し、各ケースにつき、ノルマを設定。

・「成功選手」は 各ケースで設定したノルマを達成した選手にはポイントを付与(ケースA:若手=6p、ケースB:中堅前期=5p、ケースC:中堅後期=4p、ケースD:ベテラン前期=3p)。

・「準成功」は 「成功選手まで届かないが一歩手前」の選手で同じくポイントを付与(ケースA=4p、ケースB=3p、ケースC=3p、ケースD=2p)

・「予備軍」は そのペースから、将来的に成功選手になる可能性が 高い選手(ケースA:若手=2p、ケースB~Ð=1p)

・「成功選手」については早出世や、ノルマを上回る成績、投手なら通算防御率、野手ならOPS・盗塁数でボーナスポイント提供






これはあくまでも選手の評価を、
分かりやすくするための目安だが・・。

1~3p=「準成功中心」←(チームが推移する上で)単年ベースでレギュラーだといえる選手。

4~6p=「普通成功選手」←(同)複数年ベースでレギュラークラスの選手と言えるレベル。

7~9p=「上位成功選手」←(同)常時レギュラーと言えるレベルの選手。

10~12p=「大成功選手」←(同)チームの主力選手と言えるレベル。

13~15p=「特大成功選手」←(同)チームを代表する選手であり、リーグでも有数の選手。

16~18p=「超成功選手」←(同)チームはおろか、球界トップクラスの選手。

19p~=「神成功選手」←(同)明らかに球界最高峰選手で、球史に確実に残るレベル。

カッコ内は左から、ジャンル・年数・ドラフト順位・世代(ケース)。
その横はポイント数。
引退の他、メジャー挑戦・FA・トレード退団した選手は下線を引く
(今オフにそうなった選手は〇をつける)。







《2008》

【阪神】0p
なし

【広島】0p
なし

【横浜】0p
なし

【巨人】2p(0p)
<準成功>大田(高野・15年目・1位・D)2p(昨年以前にトレード済み)

【ヤクルト】8p
<成功選手>中村悠(高野・15年目・3位・D)8p

【中日】0p
なし


【オリックス】13p(0p)
<成功選手>西勇(高投・15年目・3位・D)13p(昨年以前にFA退団済み)

【ロッテ】0p
なし

【ソフトバンク】0p
なし

【楽天】2p
<準成功>辛島(高投・15年目・6位・D)2p

【西武】20p(0p)
<成功選手>浅村(高野・15年目・3位・D)20p(昨年以前にFA退団済み)

【日ハム】2p
<準成功>中島(高野・15年目・1位・D)2p


《2007》

【阪神】0p
なし

【広島】17p(0p)
<成功選手>丸(高野・16年目・3位・D)17p(昨年以前にFA退団済み)

【横浜】0p
なし

【巨人】0p
なし

【ヤクルト】0p
なし

【中日】0p
なし

【オリックス】2p(0p)
<準成功>伊藤光(高野・16年目・3位・D)2p(昨年以前にトレード退団済み)

【ロッテ】11p
<成功選手>唐川(高投・16年目・1位・D)11p

【ソフトバンク】12p(10p)
<成功選手>中村晃(高野・16年目・3位・D)10p
<準成功>岩嵜(高投・16年目・1位・D)2p(昨年以前に人的補償退団済み)

【楽天】0p
なし

【西武】0p
なし


【日ハム】12p(0p)
<成功選手>中田翔(高野・16年目・3位・D)13p(昨年以前にトレード退団済み)


これをもって、分析としてはラストになる。
06年のハンカチ世代である
田中蒋(楽天など)・坂本(巨人)・マエケン(広島など)が
ベテラン後期に入り対象から抜けたので、
やはりこれらも図式を多く変えている。

高卒組もこの時期は大物が多い。

筆頭は浅村(西武→楽天)
FA移籍選手では珍しく、
移籍後の球団でさらに成績を向上させた。
2000本安打も坂本の次くらいの若さで達成が視野に入る。

その次は丸(広島→巨人)
浅村と同様にFA移籍後も高いパフォーマンスを
維持し続けている。

西勇(オリックス→阪神)、中田翔(日ハム→巨人・中日)も、
よく頑張っているが、前述の2人も含め、
すでに他のチームに移籍している。

他には、唐川(ロッテ)・中村晃(ソフトバンク)も、
チームの主力として踏ん張り続けた。

全体では、やはり前述の大物たちを
育て上げた球団がそのまま勝ち組ゾーンに入る。
大勝利は広島・西武、 勝ち組はオリックス・日ハムではあるが、
いずれも選手流失が痛い。

逆に失敗で終わったのが、 阪神・横浜・巨人・中日・楽天。
阪神・巨人もこの時期は酷いが、
とにかく不作続きなのが楽天。
ソフトバンクと同様に、
金の力で選手を有力選手をFAで買って、
それでようやく中堅球団でいる
体たらくである。

〇通算成績
※()のカッコは選手流失の減点したポイント。<>のカッコの選手はケースAの若手のみ掲載。

【阪神】175p(163p)<大成功選手以上4名、成功選手6名、予備軍2名>
【広島】212p(174p→157p)<大成功選手以上4名、成功選手3名、準成功1名、予備軍2名>
【横浜】140p(97p)<大成功選手以上2名、成功選手1名、準成功(1名→0名)>
【巨人】126p(111p→109p)<大成功選手以上2名、成功選手2名、準成功2名・予備軍3名>
【ヤクルト】118p(98p)<大成功選手以上(2名→1名)、成功選手4名、予備軍1名>
【中日】130p(98p)<大成功選手以上3名、成功選手(2名→1名)、予備軍4名>

【オリックス】161p(122p→107p)<大成功選手以上(5→4名)、成功選手1名、準成功1名、予備軍3名>
【ロッテ】135p(121p)<大成功選手以上2名、成功選手4名、予備軍2名>
【ソフトバンク】138p(126p→93p)<大成功選手以上1名、成功選手2名、準成功1名、予備軍1名>
【楽天】110p(76p)<成功選手1名、準成功2名・予備軍2名>
【西武】173p(128p→108p)<大成功選手以上3名、準成功1名・予備軍3名>
【日ハム】193p(101p→89p)<大成功選手以上2名、成功選手(5名→6名)、準成功1名・予備軍2名>


セリーグは、広島がドラフト&育成では断トツとなったが、 流失選手が多すぎて、実質的には阪神には逆に僅差で負けている。
かなり離されて、横浜が3番手であるが、
ドラフト&育成ではまずまずだが、流失が悩み。
中日も同じような事情。
巨人はドラフト&育成では劣るが、
流失が少ない分、横浜・中日・ヤクルトよりは
一歩リードした。
ヤクルトも巨人に近いタイプで、
ドラフト&育成はセリーグ最下位だが、
流失の少なさで、横浜・中日とは互角になった。

パリーグは、ロッテがドラフト&育成こそ平凡だが、 流失の少なさで実質はトップに立った。
オリックスと西武はドラフト&育成は優秀だが、 流失で苦しみ、実質的にはロッテの次となった。
ドラフト&育成は素晴らしいが、
それ以上に流失が酷すぎる日ハムと、
ロッテ同様にドラフト&育成は平凡の上、
流失が多いソフトバンクが中下位となり、 楽天はドラフト&育成はワースト、 流失の多く、実質的にも最下位だった。



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