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2017年ドラフト指名選手の結果から~ ドラフト&育成力の本当の結果を暴き出す⑥ [ドラフト会議]

12球団ドラフト&育成力の本当の結果を暴き出すべく、
第六弾で、2017年のドラフトで
入団した選手が残した結果を、
ポイント制にして表してみます。





具体的な判定・結果分析方法は
下記タイトルをクリックしご参照頂きたい。
「プロローグと評価判定方法」

簡単に述べると

・選手の年齢は学年年齢で統一。各選手の出身を「高投」「高野」「大社投」「大社野」「25投」「25野」の6つに分類。

・「高投」「高野」は22年~07年、「大社投」「大社野」大学・社会人は22年~11年、
「25投」「25野」25歳以上は22年~13年に、それぞれドラフト指名された選手が今回の調査対象。

・出身ジャンルをケースA(若手)・B(中堅前期)・C(中堅後期)・D(ベテラン前期)に分類し、各ケースにつき、ノルマを設定。

・「成功選手」「準成功」とも、 各ケースで設定したノルマを達成した選手にはポイントを付与。「予備軍」は そのペースから、将来的に成功選手になる可能性が 高い選手。「成功選手」については早出世や、ノルマを上回る成績、投手なら通算防御率、野手ならOPS・盗塁数でボーナスポイント提供






これはあくまでも選手の評価を、
分かりやすくするための目安だが・・。

1~3p=「準成功中心」←(チームが推移する上で)単年ベースでレギュラーだといえる選手。

4~6p=「普通成功選手」←(同)複数年ベースでレギュラークラスの選手と言えるレベル。

7~9p=「上位成功選手」←(同)常時レギュラーの選手と言えるレベル。

10~12p=「大成功選手」←(同)チームの主力選手と言えるレベル。

13~15p=「特大成功選手」←(同)チームを代表する選手であり、リーグ有数の選手でもある。

16~18p=「超成功選手」←(同)チームはおろか、球界トップランクの選手。

19p~=「神成功選手」←(同)明らかに球界最高峰選手で、球史に確実に残るレベル。

カッコ内は左から、ジャンル・年数・ドラフト順位・世代(ケース)。
その横はポイント数。
引退の他、メジャー挑戦・FA・トレード退団した選手は文語に説明をつける。
(今オフにそうなった選手は〇をつける)。






《2017年》

【阪神】0p
なし

【広島】8p
<成功選手>遠藤(高投・6年目・5位・A)8p

【横浜】10p
<成功選手>東克(大社投・6年目・1位・B)10p

【巨人】10p
<成功選手>大城(25野・6年目・3位・B)10p


【ヤクルト】28p
<成功選手>村上宗(高野・6年目・1位・A)21p
<成功選手>塩見(25野・6年目・4位・B)7p

【中日】14p(7p)
<成功選手>清水達(高投・6年目・4位・A)7p
<成功選手>山本拓(高投・6年目・6位・A)7p(昨年オフトレード)







【オリックス】15p
<成功選手>田嶋(大社投・6年目・1位・B)9p
<成功選手>福田(25野・6年目・3位・B)6p

【ロッテ】16p
<成功選手>安田(高野・6年目・1位・A)10p
<成功選手>藤岡(25野・6年目・2位・B)6p


【ソフトバンク】10p(9p→6p)
<準成功>高橋礼(大社投・6年目・2位・B)3p(今季トレード)
<準成功>田浦(高投・6年目・5位・A)3p
<準成功>周東(大社投・6年目・予備軍・B)3p
<予備軍>大竹(大社投・6年目・予備軍・B)1p(昨年トレード)

【楽天】0p
なし

【西武】15p
<成功選手>平良(高野・6年目・4位・A)15p

【日ハム】11p(8p)
<成功選手>清宮(高野・6年目・1位・A)8p
<準成功>西村天(25投・6年目・2位・B)3p(昨年トレード)






この年からは、ポイントが人数より大事になる。
なぜかというと、25組や大社組が、
ほぼ評価が固まる時期に加え、
高卒組も6年目になると、
レギュラーを取る選手が多くなる。
それはすなわち、
もう未来に賭ける人数より、
その結果であるポイントが、
大事になってくるということである。

同時に今後、未来のある人数よりも、
現実であるポイントが大事な
この時期からは、
そのポイントにより、「勝ち組」「負け組」の概念が生まれる。
大枠でいえば「勝ち組」15p~、 小枠でいえば特に20P~は、 「大勝利」ともいえる。15P~19pなら「成功」と言える。
逆に大枠9p以下で「負け組」となる。 5P~9pなら「平凡」、 4p~ならば、「失敗」となる。






全体的な結果をいえば、
前年の18年同様、平凡な年であると いえそうだ。
特に、後述する村上宗(ヤクルト)と平良(西武)がもしいなければ、
確実に不作だっただろう。

まず、村上宗が球史に残こる勢いで、 成績を残す。
そして、平良もパリーグ有数の投手に成長。

他にも、高卒から、安田(ロッテ) 大社から東(横浜)、25組から大城(巨人)
大成功選手以上だが、
全体的には18年同様に小粒である。







「大勝利」は、文句なしで村上を輩出しているヤクルト。
あとは、パリーグの球団が好調で、
「成功」は、平良を輩出した西武、 複数成功選手を出した、オリックスとロッテ。

「平凡」で終わったのが広島
「負け組」は阪神・楽天。
ここまで好調だった阪神・広島は、
広島はともかく、阪神は20年以前では
はじめて失敗ドラフトに終わった。
また、中日は山本拓の放出はもったいなかった。






〇通算成績
※()のカッコは選手流失の減点したポイント。<>のカッコの選手はケースAの若手のみ掲載。

【阪神】99p<大成功選手以上4名、成功選手4名、予備軍2名>

【広島】68p<大成功選手以上3名、成功選手2名、準成功1名、予備軍2名>

【横浜】52p<大成功選手以上2名、成功選手1名>

【巨人】58p<大成功選手以上2名、成功選手1名・準成功2名・予備軍3名>

【ヤクルト】67p<大成功選手以上1名、成功選手4名、予備軍1名>

【中日】44p(44p→37p)<大成功選手以上2名、成功選手(2人→1人)予備軍4名>






【オリックス】79p<大成功選手以上4名、成功選手1名、予備軍3名>

【ロッテ】68p<大成功選手以上2名、成功選手3名、予備軍2名>

【ソフトバンク】36p(35p→31p)<大成功選手以上1名、成功選手1名、準成功1名、予備軍1名>

【楽天】39p<成功選手1名、準成功2名・予備軍2名>

【西武】52p<大成功選手以上2名、準成功1名・予備軍3名>

【日ハム】64p(64p→61p)<大成功選手以上2名、成功選手(4名→5名)、準成功1名・予備軍2名>







セリーグは、阪神がやはりまだ断トツ状況が続き、
ヤクルトが村上のおかげで広島と並び、
それ以外のチームには1歩リード、
後は巨人・横浜の順で、
中日が後れを取っている。

パリーグは、オリックスがまたリードし、 ロッテも順調。 日ハムも頑張っており、最下位チームながら、 将来に希望を持たせている。
出遅れていた西武は一息ついたが、
ソフトバンクと楽天がドラフト&育成の遅れが 目立ってきている。


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