私が菊池を元からあまり評価していない理由&今季も不振の理由と、来期はこうなる! [広島カープ]
さて、カープはほぼ2位を確実にしている。
優勝はさすがに阪神で決まりだろうが、
3位の巨人・横浜とも、残り30試合きって
5ゲーム差なので、連敗やカード負け越しが続かない限り、
まず大丈夫だろう。
さて、8月になっても踏ん張りつつづける
カープのチーム事情と違い、
菊池が不振に陥っている。 もっと言うと、開幕は好調だったものの、 その後は下降線で、特に後半戦に入ってからは、 レギュラーとしては失格の成績を 出し続けている。
ずっと言い続けているが、
私は昔から他のカープファンほど、 菊池を評価してこなかった。 理由は「何でもできる、と言われる代わり、 いずれも中途半端」だからだ。
二塁手の守備は相変わらず素晴らしいが、
捕手や遊撃手と違い、
二塁手の守備はそこまで価値はない。
今年はなぜか犠打も少ないし、
盗塁は成功率も含め、
数年前から減少している。
何より打撃が低下が顕著で、 今年もOPS(出塁率+長打率。打撃の重要事項)が、 640と、今年も二塁手のボーダーを割り込んでいる。
救いは守備と体力と安打数(いずれもセリーグの全選手で20位以内)だが、
30代中盤ということを考えると、
このまま我慢して使うのは、後述するが考えものである。
打撃についてまず思うのが、
右打者なのに左投手に弱い。
(対右投手OPS767に対し、左投手は同614)。
特に左打者の外角はほぼ打てておらず、
阪神の大竹、巨人の横川には、お手上げである。
今年は、弱点だったストレートは打率284と、
そこそこ打っており、これが右投手に対して
強くなった理由だと思う。
逆に変化球には低下していて、フォークボールや カットボールは同1割台である。
あと、相変わらずの早打ちである。
これだけの打席数(本日時点で約400打数)なのに、
0ストライク・3ボールのカウントはマジでゼロ、
0ストライク・2ボールも4打数のみ。
1ストライク・3ボールも5打数だけ。
つまり、追い込まれる前に意図的に
積極的に打っている。
その理由は2ストライクまで、 追い込まれると打率1割台と苦戦するからである。
ただし、今年は2ストライク3ボールの
フルカウントで打率391と、なぜか結果を残している。
逆に1ストライク2ボールと打者有利なカウントでは、
なぜか打率1割台と低い。
この辺りが課題である。
色々、菊池の課題を出してみたが、
残り試合でその辺りを克服できるか見てみたい。
今年は、当初期待された羽月が話にならなかったが、
代わりに今季25歳の若さのある
矢野が一軍半まで上がってきた。
このままだと、来期はレギュラーを外され、新旧交代も視野に矢野と 二塁併用という話になるはずだ。
そして、今年はドラフトでも二遊間の
大学生を2~3位で指名し、
競争激化を図ると思われる。
今年1500安打を達成したが、
来期レギュラーを維持できないと、 大島(中日)のような2000本安打の目は、 薄くなる。
菊池はそれらの課題と向き合い、
乗り越えられるか?
それが2000本安打への
最後で最大の関所になる。
優勝はさすがに阪神で決まりだろうが、
3位の巨人・横浜とも、残り30試合きって
5ゲーム差なので、連敗やカード負け越しが続かない限り、
まず大丈夫だろう。
さて、8月になっても踏ん張りつつづける
カープのチーム事情と違い、
菊池が不振に陥っている。 もっと言うと、開幕は好調だったものの、 その後は下降線で、特に後半戦に入ってからは、 レギュラーとしては失格の成績を 出し続けている。
ずっと言い続けているが、
私は昔から他のカープファンほど、 菊池を評価してこなかった。 理由は「何でもできる、と言われる代わり、 いずれも中途半端」だからだ。
二塁手の守備は相変わらず素晴らしいが、
捕手や遊撃手と違い、
二塁手の守備はそこまで価値はない。
今年はなぜか犠打も少ないし、
盗塁は成功率も含め、
数年前から減少している。
何より打撃が低下が顕著で、 今年もOPS(出塁率+長打率。打撃の重要事項)が、 640と、今年も二塁手のボーダーを割り込んでいる。
救いは守備と体力と安打数(いずれもセリーグの全選手で20位以内)だが、
30代中盤ということを考えると、
このまま我慢して使うのは、後述するが考えものである。
打撃についてまず思うのが、
右打者なのに左投手に弱い。
(対右投手OPS767に対し、左投手は同614)。
特に左打者の外角はほぼ打てておらず、
阪神の大竹、巨人の横川には、お手上げである。
今年は、弱点だったストレートは打率284と、
そこそこ打っており、これが右投手に対して
強くなった理由だと思う。
逆に変化球には低下していて、フォークボールや カットボールは同1割台である。
あと、相変わらずの早打ちである。
これだけの打席数(本日時点で約400打数)なのに、
0ストライク・3ボールのカウントはマジでゼロ、
0ストライク・2ボールも4打数のみ。
1ストライク・3ボールも5打数だけ。
つまり、追い込まれる前に意図的に
積極的に打っている。
その理由は2ストライクまで、 追い込まれると打率1割台と苦戦するからである。
ただし、今年は2ストライク3ボールの
フルカウントで打率391と、なぜか結果を残している。
逆に1ストライク2ボールと打者有利なカウントでは、
なぜか打率1割台と低い。
この辺りが課題である。
色々、菊池の課題を出してみたが、
残り試合でその辺りを克服できるか見てみたい。
今年は、当初期待された羽月が話にならなかったが、
代わりに今季25歳の若さのある
矢野が一軍半まで上がってきた。
このままだと、来期はレギュラーを外され、新旧交代も視野に矢野と 二塁併用という話になるはずだ。
そして、今年はドラフトでも二遊間の
大学生を2~3位で指名し、
競争激化を図ると思われる。
今年1500安打を達成したが、
来期レギュラーを維持できないと、 大島(中日)のような2000本安打の目は、 薄くなる。
菊池はそれらの課題と向き合い、
乗り越えられるか?
それが2000本安打への
最後で最大の関所になる。
カープが接戦に強い理由と、その3つの要因を挙げてみる。 [広島カープ]
久しぶりに更新する。
さて、カープは阪神と優勝を争うなど、近年にない好調ぶりだが、
1つポイントとして挙げられるのが、
今年は接戦に強いことがあげられる。
※以下は8月6日時点の状況
<阪神>貯金18(56勝38敗)・得失点差75(得点373・失点298)
<広島>同13(55勝42敗)・同9(同340・同331)
<巨人>同2(49勝47敗)・同18(同374・同356)
<横浜>同0(47勝47敗)・同1(同344・同343)
上位4球団の成績を上げてみたが、
明らかにカープが得失点差が少ないのに、 首位の阪神に迫る貯金を稼いでるのがわかる。
これは完全に「接戦を制して、大差のついた試合は
(捨てているとまでは、言わないが)適当にやっている」
としか、言いようがない。
その証拠に、7月1日~8月6日までの試合は、
2点差以内の試合は10勝3敗(これが10連勝の要因でもある)、 逆に4点差以上の試合は3勝7敗だった。
ではなぜ接戦に強いのか、考えてみる。
①先発投手の頑張りがすごく、中継ぎもうまくアシストできている。
今年は、セパ両リーグとも投高打低なのだが、
ヤクルトと巨人以外はとりわけ優秀。
その中でも、先発が床田・森下・九里・大瀬良の4枚ローテが、 カープ史上最強レベルに優秀で、ワーストの大瀬良ですら防御率3点台前半で、
後は2点台以下。
しかもこの4人は投球イニング数も多く、 この4人だけで、カープの全体の投球の4割を占める。
優秀な先発4人がこれだけ投げれば、
あとはそれを上手くアシストすれば打てない。
中継ぎも、3.08、
WHIH(1イニング当たりのランナーを被出塁させた確率。中継ぎは超大事)1.36は
特に優秀ではないが、足を引っ張らない程度にはできている。
②守備・走塁も悪くない
守備率は今年はどのチームも大差がない。三塁と外野がなかなかレギュラーが固定されないので、
少し不安定だが、小園が成長して菊池と安定して二遊間が見られるようになった。
盗塁数もリーグ2位、成功率も2位と変わらない3位と、阪神以外には負けていない。
盗塁王争いをするような選手はいないが、
葉月が盗塁10で成功率77%
秋山が盗塁8で成功率80%と、
成功率が高い。
盗塁は数より成功率である(成功よりも失敗した後のリスクが高いから)。 こういった、地味な成果が接戦をモノにできている結晶である。
③犠打とその成功率・得点圏打率が高い
犠打は数も成功率も阪神と並び1・2位を争う。 そして、得点圏打率の高さも、阪神・横浜に次ぐ3位で、 下位3球団を大きく突き放す。
小園をはじめ、中軸を打つ秋山・西川・野間、さらには代打の松山は、
楽に300越えを達成しており、この打撃により、 要所で得点が取れているのだ。
この接戦に対する強さがある限り、阪神と優勝争いを続けられるだろう。
あとは、もう少し打線が頑張れば、
逆転優勝も見えてくる。
さて、カープは阪神と優勝を争うなど、近年にない好調ぶりだが、
1つポイントとして挙げられるのが、
今年は接戦に強いことがあげられる。
※以下は8月6日時点の状況
<阪神>貯金18(56勝38敗)・得失点差75(得点373・失点298)
<広島>同13(55勝42敗)・同9(同340・同331)
<巨人>同2(49勝47敗)・同18(同374・同356)
<横浜>同0(47勝47敗)・同1(同344・同343)
上位4球団の成績を上げてみたが、
明らかにカープが得失点差が少ないのに、 首位の阪神に迫る貯金を稼いでるのがわかる。
これは完全に「接戦を制して、大差のついた試合は
(捨てているとまでは、言わないが)適当にやっている」
としか、言いようがない。
その証拠に、7月1日~8月6日までの試合は、
2点差以内の試合は10勝3敗(これが10連勝の要因でもある)、 逆に4点差以上の試合は3勝7敗だった。
ではなぜ接戦に強いのか、考えてみる。
①先発投手の頑張りがすごく、中継ぎもうまくアシストできている。
今年は、セパ両リーグとも投高打低なのだが、
ヤクルトと巨人以外はとりわけ優秀。
その中でも、先発が床田・森下・九里・大瀬良の4枚ローテが、 カープ史上最強レベルに優秀で、ワーストの大瀬良ですら防御率3点台前半で、
後は2点台以下。
しかもこの4人は投球イニング数も多く、 この4人だけで、カープの全体の投球の4割を占める。
優秀な先発4人がこれだけ投げれば、
あとはそれを上手くアシストすれば打てない。
中継ぎも、3.08、
WHIH(1イニング当たりのランナーを被出塁させた確率。中継ぎは超大事)1.36は
特に優秀ではないが、足を引っ張らない程度にはできている。
②守備・走塁も悪くない
守備率は今年はどのチームも大差がない。三塁と外野がなかなかレギュラーが固定されないので、
少し不安定だが、小園が成長して菊池と安定して二遊間が見られるようになった。
盗塁数もリーグ2位、成功率も2位と変わらない3位と、阪神以外には負けていない。
盗塁王争いをするような選手はいないが、
葉月が盗塁10で成功率77%
秋山が盗塁8で成功率80%と、
成功率が高い。
盗塁は数より成功率である(成功よりも失敗した後のリスクが高いから)。 こういった、地味な成果が接戦をモノにできている結晶である。
③犠打とその成功率・得点圏打率が高い
犠打は数も成功率も阪神と並び1・2位を争う。 そして、得点圏打率の高さも、阪神・横浜に次ぐ3位で、 下位3球団を大きく突き放す。
小園をはじめ、中軸を打つ秋山・西川・野間、さらには代打の松山は、
楽に300越えを達成しており、この打撃により、 要所で得点が取れているのだ。
この接戦に対する強さがある限り、阪神と優勝争いを続けられるだろう。
あとは、もう少し打線が頑張れば、
逆転優勝も見えてくる。