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プロローグと評価判定方法~12球団各チームのドラフト&育成力の本当の結果を暴き出す① [ドラフト会議]

プロ野球で近年の選手の残した成績から、
各12球団の「ドラフト&育成能力」の結果を 調査する企画を 始めたいと思います。

・・・と言いますのは、
ドラフト&育成はチーム強化において、
最も重要である部門でありながら、
都市伝説のような意味不明な意見や、
抽象的な論理、
「素人にはわからん」のような
いかにもプロぶったような逃げ口上、
そして明らかに古い世代の
成功や失敗の事例が、
未だに定説となっているなど、
疑問だらけです。

そこで、結果からそのことを 実証してそれらを完全に暴くと共に、 12球団の各チームの 過去・現在・未来を明らかにしていきます。






①選手をジャンル別に区分

以下の全てにおいて、
選手の年齢は学年年齢で統一して行います。

今回は選手の出身を
6つのジャンルに区分します。


「高投」「高野」 (以上を大枠で称する時は「高卒」とする)はその名の通り、
高校卒業後そのままプロ入りした投手と野手。高卒のプロ入り1年目の年齢は19歳。

「大社投」「大社野」 (同「大社」とする)は、
大学卒業後プロ入り、もしくは専門学校卒、 独立リーグや社会人で高卒後5年までにプロ入りした投手と野手。
プロ入り1年目は22~24歳。

「25投」「25野」 (同は「25以上」とする)は、
大学・社会人・独立リーグ等で高卒後アマ経験6年以上の選手。 大卒社会人、高卒社会人・独立リーグ6年以上在籍などの選手が対象となります。
プロ入り1年目は25歳以上。

各球団の育成能力等を図る上で、
こういう基準が年齢・世代別に分類されるので、 既存の枠組みより公平だと思います。






②調査範囲の決定

今回の調査では上記の6ジャンル別に
以下の範囲を調査対象としてやります。

高卒(高投・高野)→入団16年目まで

大社(大社投・大社野)→同12年目まで

25以上(25投・25野)→同10年目まで

いずれも34歳前後までの成績で、
結果を図るようになっています
大半の選手の現役時代をこれで網羅できますし、
これ以降の年齢の成績は、
ドラフトや育成とは影響が薄いので、
割愛します。






③調査範囲内の各時期ケースへの区分化

さらに上記の6ジャンルの選手を
以下の4ケースにあてはめます。

ケースA(若手):高卒は入団7年目までの選手、
大社は同4年目までの選手、
25以上は同3年目までの選手

ケースB(中堅前期):高卒で入団8~10年目の選手、
大社で同5~7年目の選手、
25以上で同4~6年

ケースC(中堅後期):高卒は入団後11~13年、
大社は同8~10年、同25以上は7~9年

ケースD(ベテラン前期):高卒は入団後14~16年、
大社は同11~12年、25以上は同10年






④各ケースの採点基準

そして、その4ケースにそれぞれノルマを
設けて以下の採点基準に掛けていきます。

採点基準と致しましては、
小関順二氏の著書より「成功選手」「予備軍」
そしてオリジナルで、その中間に「準成功」を設けます。

「成功選手」 設定したノルマを達成した選手。

「準成功」「成功選手まで届かないが一歩手前」の選手

「予備軍」そのペースから、将来的に成功選手になる可能性が 高い選手。

・上記の3つに当てはまらない選手は、割愛で
後述のポイントもなしになります。
(もっとも、大半の選手がそうなります(^^;))。






⑤ノルマについて

全ケースとも基本レートは、前述したA・B・C・Dのケースにおいて、

(先発投手)1勝=(中継ぎ投手)ケースA&Bは6試合登板、同C&Dは5.5試合 =(野手)13安打で設定。


※ケースC・Dである中堅後半・ベテラン前期の
中継ぎ・抑えは、勤続疲労により、
貢献の割に通算成績を落としやすい傾向にあるので、
以前より改善した。

※本塁打は、後述の今回から改善したOPSボーナスで、
フォローできるので割愛した。

セーブは試合登板数や防御率の特例で
代用できるので、換算しません。
ただし、守備負担の大きい捕手は これだと厳しいので、 全ての基準において 独自項目を設け、 実質20~25%下げて設定。 同じく守備負担がやや多い二遊間選手も、 実質10%弱下げて設定します。

そして11年・12年に
統一球を使用した関係で、
極端な投高打低になっているので、
ケースD(一部ケースCも)の選手で、 この時期に主力として 過ごしていた選手には、 投手はギリギリ達成なら、ポイントをダウン、 野手は逆にギリギリ未達なら、アップします。






⑥採点基準のポイント化

その3つの採点基準に、それぞれ
「成功選手」「準成功」 「予備軍」として、
それぞれ属するジャンルに 応じたポイント付与します
(今季から、これについては大幅に変更あり。)。
そして、「成功選手」には、 以下の⑦以降のボーナスをさらに加えます。






⑦早出世に対するボーナス

基準のペース以上の年齢及び入団年数で、 各ケースの設定ノルマをクリアした場合は、 ボーナスとして1pを進呈。 そこから達成年齢が1年早くなるたびに、 1pずつボーナスを進呈します。

さらに属するの世代のケースの ノルマより、投手は先発は14勝・中継ぎは80試合登板、 野手は150安打増えるごとに、 1pずつ ボーナスを進呈します。

早出世する選手ほど、球界を代表する
選手に確実に近づくので、この方法は
現実に沿っております。







⑧内容に対するボーナス

投手であれば、
通算防御率が ケースごとの基準から 0.4点以上良化するたびに、 1pずつ ボーナスを進呈します。
逆にある基準から悪すぎると、 そこから0.4点以上悪化するごとに、 1pずつ没収します。


野手であれば通算OPS・通算盗塁数が、
ケースごとの基準から OPSは40以上、
盗塁はそのケース別の基準ごとで アップするたびに
1pずつ ボーナスを進呈します。




具体的には・・

<投手>

通算防御率が先発の場合4.00点以下、 中継ぎ抑えでは3.20点以下で+1p
(この点も改善。以前は3.00だった)。
両方を経てきた投手は3.60点以下で+1p
(同じく改善。以前は3.50だった)。
それ以降は0.4点下がるごとに+1p。
逆に、先発の場合4.80点以上、
中継ぎ抑えで4.00以上、
両方を経てきた投手は4.40点以上の場合は、
逆に-1p。そこからは0.4点悪化するごとに、-1p。
そして、成功選手である基本のポイントを割った場合は、
準成功や予備軍にランク下げする
(準成功・予備軍も同じルールを適用)。
なお特例で、準成功・予備軍の選手でも 通算防御率が先発で3.20以上、 中継ぎ抑えでは2.40点以下、 両方を経てきた投手は2.80点以下であれば、 ランクを昇格する。




<野手>

通算OPS700以上(捕手は同550以上)で+1p。 それ以降は40アップすることに+1p
(以前より改善。前は50アップだった)。
盗塁は高卒5年目・大卒2年目・25の 1年目以降の成績で 平均盗塁数が10前後になれば+1p。 それ以降は10アップすることに+1p。 まだそれだけの年数を経ていない場合、 6~7盗塁で+1p。 それ以降は6~7アップごとに+1p。

逆にOPS620以下(捕手は同470以上)で-1p。
そこからは40P悪化するごとに-1p。
そして、成功選手であるポイントを割った場合は、
準成功や予備軍にランク下げする
(準成功・予備軍も同じルールを適用)。
なお特例で、準成功・予備軍の選手でも OPSが780以上(捕手は同630以上)であれば、 成功選手などにランク昇格(盗塁なども対象となる)。








⑨具体的な各ケースごとの基準とノルマの設定と、
付与するポイント数

〇ケースA(若手)

※前回から大幅変更
「成功選手」=6p
「準成功」=4p
「予備軍」=2p


「成功選手」ノルマ

◎投手なら →14勝or 84登板

◎捕手と二遊間以外の野手なら →180安打

◎二遊間 →165安打

◎捕手 →135安打

高卒は7年目・24歳、 大社は25歳、 25以上は26歳の時点で、 ノルマを達成した選手には +1p進呈。 そこからは達成年齢が 1年早くなるたびに+1pとする。

「準成功選手」ノルマ

◎投手なら
→11勝 or 66登板

◎捕手と二遊間以外の野手なら
→145安打

◎二遊間
→140安打

◎捕手
→110安打

「予備軍」はノルマはないが、
「準成功選手」には
到達しないものの
「成功選手」に近い段階で
到達ペースの選手。





ケースB(中堅前期)

※前回から大幅変更
「成功選手」=5p
「準成功」=3p
「予備軍」=1p


「成功選手」ノルマ

◎投手なら
→32勝 or 192登板

◎二遊間・捕手以外の野手なら
→415安打

◎二遊間なら
→380安打

◎捕手は
→330安打

なお高卒は9年目27歳・大社28歳、 R25は29歳を基準にし、 ここまでに成功選手に 到達した選手には、+1p進呈。 そこからは1年早くなるごとに+1p増える。

「準成功選手」ノルマ

◎投手なら
→25勝or 150登板

◎二遊間・捕手以外の野手なら
→330安打

◎二遊間なら
→300安打

◎捕手は
→260安打


「予備軍」はノルマはないが、
「準成功選手」には到達しないものの
「成功選手」入りが近い、
もしくは将来予想される選手




ケースC(中堅後期):高卒は入団後11~13年、
大社は8~10年、R25は7~9年

※前回から変更
「成功選手」=4p
「準成功」=3p
「予備軍」=1p


「成功選手」ノルマ
◎投手なら
→50勝 or 275登板

◎捕手以外の野手なら
→630安打 

◎二遊間なら
→575安打 

◎捕手
→500安打 

なお高卒は11年目29歳・大社30歳、 R25は31歳を基準にし、 ここまでに成功選手に到達した選手には、 +1p進呈。 そこからは1年早くなるごとに+1p進呈する。



「準成功選手」ノルマ

◎投手なら
→40勝 or 220登板

◎捕手以外の野手なら
→500安打 

◎二遊間なら
→460安打 

◎捕手は
→385安打

「予備軍」はノルマはないが、
「準成功選手」には到達しないものの
「成功選手」入りが近い、
もしくは将来予想される選手


ケースD(ベテラン):高卒は入団後14~16年、
大社は11~13年、R25は9~11年

※前回から大幅変更
「成功選手」=3p
「準成功」=2p
「予備軍」=1p


「成功選手」ノルマ
◎投手なら
68勝or 374登板

◎捕手以外の野手なら
835安打

◎二遊間なら
755安打 

◎捕手
650安打

なお高卒13年目31歳・大社32歳・R25は33歳を基準にし、 ここまでに成功選手に到達した選手には、 ボーナスを進呈。さらに1年早くなる事に+1p進呈。

「準成功選手」ノルマ
◎投手なら
→55勝(セーブは0・5勝換算)or 299登板

◎捕手以外の野手なら
→685安打or95本塁打

◎捕手は
→520安打or70本塁打

「予備軍」はノルマはないが、
「準成功選手」には到達しないものの
「成功選手」入りが近い、
もしくは将来予想される選手

これはあくまでも選手の評価を、
分かりやすくするための
分類のツールですが・・。

1~3p「準成功中心」←(単年ベースでレギュラーだといえる選手。

4~6p「普通成功選手」←(同)複数年ベースでレギュラークラスの選手と言えるレベル。

7~9p「上位成功選手」←(同)主力の選手と言えるレベル。国内FA権を行使すれば、それなりに話題となるはず。

ここが一つの境目になる。「(大枠の意味で)大成功選手以上」となる、10p以上の選手を何人出せるかが、チーム力向上の1つのカギになる

10~12p「大成功選手」←(同)チームの中心選手と言えるレベル。このクラスから国内FA権を行使すれば目玉と言われるはず。

13~15p「特大成功選手」←(同)チームを代表する選手であり、ここからは球界でも有数の選手となる。メジャー挑戦するなら、国内でこのクラスの成績を上げることが望ましい。

16~18p「超成功選手」←(同)球界トップクラスの選手であり、打者なら2000本安打なども視野に入る。メジャー挑戦するなら、このクラスの成績なら挑戦しても違和感ない。

19p~「神成功選手」←(同)球界最高峰選手で球史に確実に残るレベル。メジャー挑戦は、もちろん文句なし。国内残留なら、200勝・2500本安打・500本塁打も視野に入る。


・・・これにより、現在19~34歳までの選手が
ほぼ査定にかかるので、
各チームのドラフト&育成の真実や現状が 一気に明かされます。
それでは、分析を始めて参ります。
























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