クリス・ジョンソン VS メッセンジャー(阪神)~最強助っ人投手対決・カープ新旧比較対決④(最終回) [広島カープ]
このシリーズの今季の4回目兼最終作で、
今回はこの5年間のカープの投手陣の大黒柱であった、
クリス・ジョンソンを挙げてみます。
もっとも、いつもならカープのOB選手を
対抗相手としてあげるわけですが、
カープにはそもそもジョンソンのように、
5年も在籍した外人投手はほとんどいません。
しかもジョンソンは沢村賞獲得するなど、
説明不要レベルの歴代最優秀助っ人外人投手であることは、
カープファンならだれもご存じのはず。
つまり、カープの中にライバルとなる外人など OB含めてもいません。
そこで、今回はカープ内の新旧対決では
なくなってしまいますが、
阪神の同じく歴代最優秀助っ人外人投手であり、
12球団全体でも最長在籍外人投手記録保持者となり、
昨年引退した、阪神のメッセンジャーと 比較対決したいと思います。
この2人はジョンソンが30歳、
メッセンジャーが28歳で
来日しその後は国内で大活躍するなど、
選手人生の後半を日本野球に活路を
開いて活躍したことなどが共通事項になります。
お互いが学年年齢で31歳となるシーズン
(ジョンソンは2015~19年、
メッセンジャーは12年~16年)
から、成績を比較します。
①投球回
ジョンソン:118試合752イニング
メッセンジャー:148試合978イニング
メッセンジャーの勝ち。
ジョンソンも1年平均150イニングなので、
まったく悪くないのだが、
何より年平均200イニングに迫るメッセンジャーが
凄すぎである。
②通算防御率
ジョンソン:2.54
メッセンジャー:2.91
これはジョンソンの勝ち。
何しろ在籍5年のうち、驚異の防御率1点台が1回、
文句なしのエース級の同2点台が2回と、凄すぎ。
これに同時代の日本人投手で勝てるのは、
菅野(巨人)ぐらいだろう。
もちろんメッセンジャーも素晴らしくて、
12~16年の5年間で、防御率2点台を3度記録。
あとの2回も3点台前半なので、エースの名に恥じない。
しかし、ジョンソンが何より凄すぎた。
③奪三振
ジョンソン:589
メッセンジャー:946
メッセンジャーの圧勝。
投球イニングを考慮すれば、もっと差が開く。
先発投手なのに、イニング数の90%以上に迫る奪三振数はすさまじい。
ジョンソンも投球イニングの約70%以上なので、
全く悪くはないのだが、メッセンジャーがすごすぎた。
④四球
ジョンソン:247
メッセンジャー:310
これはイニング数を考えれば いい勝負。
⑤被安打・被本塁打
ジョンソン:648被安打・41被本塁打
メッセンジャー:868被安打・55被本塁打
これも投球イニング数を考慮すれば、
いい勝負。
<総合結果>
メッセンジャーが少し上か?
何より毎年QS(6回3失点の確率)を
エースの基準である70%前後を
毎年ほぼ超えており、
まさに最強助っ人にふさわしかった。
実際に、この10年の阪神を背負って立つ投手だったし、
野手と比較しても、ローズ(近鉄など)、
カブレラ(西武など)、ペタジーニ(ヤクルトなど)、
ラミレス(現・横浜獲得)、バレンティン(現・SBなど)など
在籍の長い説明不要レベルの結果を残した助っ人外人野手とも、
まったく遜色ない活躍だった。
ジョンソンは15年・16年は無双だったが、 それ以外はローテ3番手くらいの投手級の成績で、
年齢も考えると、先行きは不透明になりつつある。
メッセンジャーを参考にして、もう一度
エースの座を取り戻したい。
今回はこの5年間のカープの投手陣の大黒柱であった、
クリス・ジョンソンを挙げてみます。
もっとも、いつもならカープのOB選手を
対抗相手としてあげるわけですが、
カープにはそもそもジョンソンのように、
5年も在籍した外人投手はほとんどいません。
しかもジョンソンは沢村賞獲得するなど、
説明不要レベルの歴代最優秀助っ人外人投手であることは、
カープファンならだれもご存じのはず。
つまり、カープの中にライバルとなる外人など OB含めてもいません。
そこで、今回はカープ内の新旧対決では
なくなってしまいますが、
阪神の同じく歴代最優秀助っ人外人投手であり、
12球団全体でも最長在籍外人投手記録保持者となり、
昨年引退した、阪神のメッセンジャーと 比較対決したいと思います。
この2人はジョンソンが30歳、
メッセンジャーが28歳で
来日しその後は国内で大活躍するなど、
選手人生の後半を日本野球に活路を
開いて活躍したことなどが共通事項になります。
お互いが学年年齢で31歳となるシーズン
(ジョンソンは2015~19年、
メッセンジャーは12年~16年)
から、成績を比較します。
①投球回
ジョンソン:118試合752イニング
メッセンジャー:148試合978イニング
メッセンジャーの勝ち。
ジョンソンも1年平均150イニングなので、
まったく悪くないのだが、
何より年平均200イニングに迫るメッセンジャーが
凄すぎである。
②通算防御率
ジョンソン:2.54
メッセンジャー:2.91
これはジョンソンの勝ち。
何しろ在籍5年のうち、驚異の防御率1点台が1回、
文句なしのエース級の同2点台が2回と、凄すぎ。
これに同時代の日本人投手で勝てるのは、
菅野(巨人)ぐらいだろう。
もちろんメッセンジャーも素晴らしくて、
12~16年の5年間で、防御率2点台を3度記録。
あとの2回も3点台前半なので、エースの名に恥じない。
しかし、ジョンソンが何より凄すぎた。
③奪三振
ジョンソン:589
メッセンジャー:946
メッセンジャーの圧勝。
投球イニングを考慮すれば、もっと差が開く。
先発投手なのに、イニング数の90%以上に迫る奪三振数はすさまじい。
ジョンソンも投球イニングの約70%以上なので、
全く悪くはないのだが、メッセンジャーがすごすぎた。
④四球
ジョンソン:247
メッセンジャー:310
これはイニング数を考えれば いい勝負。
⑤被安打・被本塁打
ジョンソン:648被安打・41被本塁打
メッセンジャー:868被安打・55被本塁打
これも投球イニング数を考慮すれば、
いい勝負。
<総合結果>
メッセンジャーが少し上か?
何より毎年QS(6回3失点の確率)を
エースの基準である70%前後を
毎年ほぼ超えており、
まさに最強助っ人にふさわしかった。
実際に、この10年の阪神を背負って立つ投手だったし、
野手と比較しても、ローズ(近鉄など)、
カブレラ(西武など)、ペタジーニ(ヤクルトなど)、
ラミレス(現・横浜獲得)、バレンティン(現・SBなど)など
在籍の長い説明不要レベルの結果を残した助っ人外人野手とも、
まったく遜色ない活躍だった。
ジョンソンは15年・16年は無双だったが、 それ以外はローテ3番手くらいの投手級の成績で、
年齢も考えると、先行きは不透明になりつつある。
メッセンジャーを参考にして、もう一度
エースの座を取り戻したい。