カープの鬼門・交流戦の完全対策法はこれだ！

カープは５月を９勝７敗。
今月はチームOPS７２５
（OPSは出塁率＋長打率。７００超えたら強打線と言える。）と好調で、
何よりチーム防御率は２．５５と無双にある。
その割に９勝７敗・貯金２で終わったのは、 接戦を落としたことによる。
巨人に３連敗した時を含め、２点差以内で負けた試合が、
７敗の内、５試合もあった。
逆に９勝の内、２点差以内で勝ったのは３試合のみ。
そして何より、中日に３連勝した時のように、 ６点差以上で圧勝したのが、 ４試合もあり、チームの勢いの割に勝てなかったのは、 これが原因。ちょっと大味すぎる点は不安を感じる

さて、カープの鬼門の交流戦が やってくる。
昨年は大幅に負け越して１２球団でも
ワーストの結果。
これとヤクルトに大幅に負け越したのが、
４位に終わった原因だった
（上位だった阪神・巨人とはほぼ互角。
横浜・中日には勝ち越し。）。
つまり、交流戦をせめてに五分五分できれば、 Aクラスに行ける確率はかなり高くなる
（もっと言えば優勝争いも）。
よって、真剣に交流戦対策を考えてみる。

①全体戦略

６球団を３試合ずつ計18試合することになるが、
順番はロッテ・ソフトバンク・日ハム・ オリックス・楽天・西武の順に当たる。

まずは、（雨天やコロナ中止の可能性は、
とりあえず置いておくとして）
今月に入り不振となっている ロッテと当たるので、 ここを２勝１敗で行きたい。 あとは自力の弱い日ハムも同じ。
ソフトバンク・楽天は強敵だけに、
１勝２敗を覚悟しておこう。
代わりに、西武とオリックスの どちらかには勝ち越したいところだ。

②傾向と対策

今年のセリーグは「投高打低」だが、 パリーグは「超投高打低」となっている。
何しろ日ハム以外が、チーム防御率２点台と
いう史上最高レベル（日ハムも３．６０なので、
日ハムもとびぬけて悪くない）。
逆に打線は、楽天とソフトバンク以外は
貧打戦となるOPS６５０以下。
オリックスとロッテは５００台と超貧打線。
なので、今のカープ打線をもってしても、 簡単に打てないと思うが、 代わり投手陣が打たれることも少ないと思う。

③個別攻略法

・ロッテは、先発は超強力だが、 打線はかなり非力で、 中継ぎにも課題があるので、
打席で粘って、 先発投手を消耗させよう。
佐々木朗はローテの反対なので、
出てこないが、代わりに難敵の
小島や石川の先発が予想される。
１・２番を担う野間・菊池に
それを頑張ってやってもらおう。

・ソフトバンクは打線は打つが、 投手は中継ぎは強力だが、 先発は日ハムの次に弱い。
よって、何が何でも先制点がほしい。
そして、中継ぎの弱いカープだが、 ソフトバンクだけは無理に先発を 引っ張らずに、中継ぎを投入すべきだろう。

・日ハムはこの中では一番楽な相手だが、
今月は投手は好調なので、ここも足を絡めて、 上手く得点しよう。打線は貧打なので、
先発が頑張れば大丈夫だろう。

・オリックスもひどい貧打戦なので、 投手は先発を引っ張っても大丈夫だろう。
代わりに先発・中継ぎはどちらもいいので、
ここも足を絡めて、上手く得点しよう。

・楽天は投手は先発も中継ぎも良いだけに、
難敵だが、首位チームの割にOPS６７５と
それほど打線は大したことない。
総力戦で勝負して、何とか接戦をモノにしよう。

・西武もあまり打たないので、先発が
崩れなければまず失点はしないだろう。
問題はパリーグ最強の中継ぎ陣。
試合後半でリードされたら、敗戦濃厚なので、
これも楽ではないが、先発を少ないチャンスを 確実にモノにして先行逃げ切りしたい。

④結論

③をまとめると、１・２番打者が ポイントだということがわかる。
４番のマクブルームが絶好調なので、
１・２番の活躍で、チームの得点は
大きく変わる。
主に中日戦で暴れまわった野間、 不振の菊池になると思うが、 野間はもちろん、菊池はベテランとして、 何とか頑張ってほしい。