今季終了＆来季へ向かって①～層の厚い捕手はこう使え！

カープは本日の敗戦を経て、
巨人とのゲーム差が７．５と広がった。
今年は120試合制なので、例年に換算すると、
8.5ゲーム差以上になり、
これをひっくり返したのは、
96年のメイクミラクルの時の巨人と、
08年の阪神の独走をひっくり返した同じく巨人のみ。

よって、この時点で今年は優勝消滅と考えてよい。
実は現時点でも得失点差は4位なので、
もちろん一波乱くらいなら起こせるだろうし、
Aクラスぐらいならまだ狙えるだろうが、
今年はセリーグはCSがないので、
2位以下になるなら、それは最下位と同じである。
それなら今季終了と割り切って、
最下位覚悟で 来季へ向けた動きに割り切った方がよいに決まっている。

ポイントは以下。

①若手の抜擢
②中堅～ベテランで不振の選手は出番を抑えた上で、一軍でどこかで起用しチェックテストをする。
③中堅～ベテランで好調な選手は、適度に休養を取らせつつ、最後まで使い続ける。
④その上でタイトル取れそうな選手は、最後までずっと使う。

来季へ向けた行動となると、①がどうしても主眼が行くわけだが、
②～④も大事である。

それらを前提に、野手と投手の今後はどう戦うか、考えてみよう。

まずは捕手から。

年齢は来季の学年年齢。
【一軍】・・一軍でレギュラークラスの成績を上げている選手
【一軍半】・・一軍の控えレベル、もしくは二軍中心だが上位クラスの成績を上げている選手。
【二軍】・・一軍にいても控えレベルにない選手、二軍中心で今季２５歳以上になる選手、もしくは同２４歳以下だが二軍レギュラーの成績を上げている選手
【三軍】・・二軍中心だが、まだ２４歳以下で育成段階にある選手。
【育成枠】・・育成枠の選手

一軍：会澤（33）坂倉（23）礒村（29）
一軍半：中村奨（22）
二軍：石原慶（42）白濱（36）
三軍：石原貴(24)
育成枠：持丸（20）

カープは捕手に関しては、 リーグ最高の層の厚さにある。
会澤が正捕手として君臨はしているものの、
坂倉がそれを上回る打撃を誇り、
礒村も二軍なら敵なしである。
そして中村も今年で二軍卒業は
ほぼ間違いなさそうな勢い。
逆にベテランの石原慶は出番がなくなり、
白濱と共に今季の引退も現実となるかも。


とりあえず、基本は会澤を維持しつつ、 坂倉の出番を増やす形か？
来季は会澤・坂倉の二頭体制になるよう、
出番を増やしたい。

その他には、まずは礒村に一度、 2週間程度チャンスを与えてほしい。
おそらくカープのトレード候補筆頭が、 礒村だからだ。ここで見せておいて、
他球団の捕手の即戦力が欲しいチームに、
上手く売り込むべきである。
もしトレードができないなら、
打力を生かして、外野へ転向を
考えるべきだろう。

また、中村もそろそろ別のポジションを 体験した方がいい。
今のチームを見ても、20代前半では
坂倉の次の実力者である。
とりあえず今季は外野などで一軍出場を狙い、
最終的には
近年レギュラー選手が不在の
三塁あたりで、来期以降の 一軍レギュラー獲得を 目指してほしい。

そして、石原慶も今年どこかで 一軍で1週間程度使い、 来季の戦力になるか 最終チェックするべきだろう。
それ次第では今季で引退もあり得る。