私が菊池をあまり評価していない理由、再び～今後、どういう方向へ？

セリーグは早くも巨人が独走、
カープは最下位争いをしているが、
今年は順位を捨て、若手抜擢を図るべき年である。
佐々岡監督の若手投手の抜擢は、
私は評価しているので、引き続き頑張ってほしい。

さて、菊池が今月に入り調子を落としている。
打撃の指標のOPS（出塁率＋長打率）は、
６月６１９・７月７３９・８月６１６。
二塁手のレギュラーのメドは６８０なので、
今月は低下しているのが分かる。

昔から言い続けているが、
私は菊池をあまり評価していない。
カープを代表する選手だし、
人気選手であり、日本人選手ではチーム１位の
３億円の年俸（外人も足すとKジョンソン）
「なんでもできる」「守備がすばらしい」
「チームへの貢献が素晴らしい」の他、
キャラクターが評価されているのはわかる。
しかし、逆に言うと、
「なんでもできる代わりに、どれも中途半端」、 「守備は素晴らしいが、二塁手ではそこまで影響はない」 「チームへの貢献は素晴らしいが、 （犠打は別だが）その割に出塁できていない」。

＜試合数＞３５
＜打席数＞１５４
＜安打数＞３１
＜四死球＞１３
＜三振＞２８
＜犠打＞１０
＜出塁率＞３０６
＜長打率＞３８２
＜OPS＞６８７
＜守備率＞１０００
＜盗塁＞１
＜成功率＞３３３

守備と犠打は文句なし。
問題は打撃と走塁である。

打席では積極的なので
安打数はそれなり。

四球は昔から少ないが、
（打席数に占める割合）が８％と、
それでも菊池にしてはまずまず。
しかし、その割に
三振率（打席数に占める割合）が１８％と
その割に三振が多い。
そのせいか、出塁率が３０６と 上位打者としては平凡である。
盗塁に関しても今年は今のところダメである。

そのせいか？今年は２番を務めることが多いが、
７～８番を打つことも多い。

内容を見ると、右打者なのに
右投手にはOPS７２９と頑張っているが、
左投手には同５９１とお手上げにある。

球種に対しても、ストレートこそ打率２８１であるが、
スライダーに対しては同２２２をはじめ、 変化球の大半が２割台前半以下の打率である。

先日は羽月も活躍したし、小園の台頭も考えられることから、 いずれにせよ、このままだとだんだん チーム内でも、存在価値低下は避けられまい。
今後どういう方向へ行くのか？注目している。