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今年のカープのドラフトの本当の採点評価はこれだ! [ドラフト会議]

この10月20日にドラフト会議が行われたので、
早速その評価を挙げてみる。

※以下の年齢は全て学年年齢。
そして評価は、上位からS・A・B・C

<1位>斉藤優(18歳・苫小牧中央・右投手)→A

<2位>内田(18歳・利根商・内野手)→C

<3位>益田(24歳・東京ガス・右投手)→A

<4位>清水(18歳・健大高崎・捕手)→A

<5位>河野(21歳・大阪ガス・右投手)→A

<6位>長谷部(24歳・トヨタ自動車・左投手)→S

<7位>久保(22歳・大阪観光大・外野手)→A


<育成1位>名原(22歳・青森大・外野手)→B

<同2位>中村(22歳・九州産業大・外野手)→B

<同3位>辻(18歳・二松学舎大・左投手)→A

資金力ないカープにとっては、
FA選手を採らない以上、外国人補強以外とトレード以外では、
ドラフト&補強でチームを組み立てていくしかいない。
そして、下位に低迷したチーム事情を考えれば、
これだけの人数を指名したことは、
評価していいだろう。

まず1位の斉藤は、高卒投手では今年の唯一の1位指名。
2位まで含めても同じ北海道の門別(日ハムが2位で指名)のみであることを
見ても、長身で体も大きく、大きな欠点の無いフォーム、
さらに最大の弱点が中央舞台での実績が乏しいことくらいだということを
考えると、意外と1位指名は正解な気がしてきた。

2位の内田私は評価低かった。
投手兼任であるが、才能は完全に野手。
ただ、それも守備では三塁はできても、
打撃は内角への対応は厳しいタイプで、
敵の投手としては対応は楽かと。
この選手を採るなら、山田健(立大)か、
同じ高校生でも内藤(日本航空石川)・西村(京都外大)が
残っていた。

3位の益田このドラフトで大当たりの一つ。
投高打低の現在の球界を考えても、
2位での指名は確実だと思っていた。
リリーフならすぐに即戦力で行ける。
中継ぎ・抑えに大きな課題のあるカープとしては、 真にうってつけだろう。

4位の清水実力から妥当な選手。
肩と打撃には評判が高く、
もしこの夏に甲子園に出場していたら、
中村奨の17年の夏に匹敵する成績を
出していた可能性もある。
これも斉藤同様に中央での活躍がないことが、
この結果に留まった理由だろう。

5位の河野は社会人であるが高卒3年目なので、
大学生よりむしろ若い。
一時は上位指名評価だったが、今年に入ってから
不振に陥り、4位が妥当かと思っていた。
しかし、広陵の先輩の野村祐輔のような
投球をする技巧派先発として飛躍する可能性は
ある。
この順位からでも先発候補で行けるはず。

6位の長谷部は、今年のドラフト最大の当たり。
高校時代は鵜飼(現・中日で昨年のドラフト2位)、
大学は慶応で、中村健(現・広島で同3位。社会人でもトヨタの同僚)、
正木(現・ソフトバンクで同2位)と、
共にやっていた。
大卒社会人になっても、力押しの投球が多く、
それで痛打されたことが、名門出身の割に、
評価を下げているが、
それでもパワーだけなら社会人左腕でも ナンバーワンかもで、一軍の中継ぎなら、 即戦力になれるだろう。

7位の久保は守備走塁型の外野手。
マイナーなリーグでやっていたことが
マイナス査定になったと思うが、
守備走塁は間違いなく、打撃も変な癖はない。
もしかしたら、近本(阪神)のような
確変を起こす可能性もあり、
意外な掘り出し物かもしれない。

育成枠の選手は、いずれも相応だと思うが、
同3位の辻は、本指名かな?と思っていた。
塹江のような中継ぎ投手でブレイクする可能性は、
あると思う。

<総評>→A

昨年は実力より補強ポジションを優先した指名だったが、
今年はその逆に、補強ポジションよりも、 各選手の実力を優先した内容だった。
その証拠に、本指名で実力に関しては、
上記の通りCをつけたのは、内田だけ。
Bですら、育成枠のみ。
それぞれの選手の評価は上記の個別で
説明した通り、高い。
特に投手はほぼ満点であろう。
現在の先発は優秀なので、むしろ将来投資として、
斉藤優を採ったこと、
そして現有戦力の穴埋めとして、栗林の前を投げる
セットアッパーの候補として、益田を獲得したこと、
高橋樹が引退したことで、その代わりとして
長谷部を補強したのは、ポジション補強としても バッチリ。

逆に野手は、これでいいの?という 結果だった。
特に2位の内田と、4位の清水は、
他の選手の方がいい、もしくは補強ポジションに
合ってないのでは?と思った。

カープの野手陣は、一軍も二軍もOPS(出塁率+長打率。打撃の最重要事項)が、
凡打線である600代後半に留まっており、
しかも来季33歳以上の選手が9人もいる状況
(投手は4人)。
新旧交代が急務になっている中で、
特に内野や外野の大学・社会人を中位までに 採らなかったのは、 かなり疑問である。
高校生でも4位の清水の所は、捕手は不要だったと思う。
上位縛りもあったのかもしれないが
海老根(大阪桐蔭)、伊藤千(東北)のような、
外野手の方が良かったかもしれない。

そういう意味では、一昨年のような
2020年のように一軍も二軍も
投手陣が崩壊していた時に、
上手く投手を補強できた時と比べると、
一ランク評価を下げざるを得ないだろう。 それでも個々の選手の実力はよく、 Aランクはつけられる。
野手の補強がモノ足りない部分は、
外人補強や、他球団解雇者獲得や
現役ドラフトで埋め合わせたい。



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