これを見れば、巨人は大型補強で強くなっているのが否めないのが分かる。

12球団のドラフト＆育成の結果実証を
進めていきます。
セリーグ３位の巨人です。

※対象となるのは、
高卒は２０年～０５年、
大学・社会人は２０年～０９年、
25歳以上は２０年～１１年のドラフト指名選手。
＜＞成功選手・準成功・予備軍の判定を入れ、
そして選手名を明記。
成功選手はピンク、その内、９ｐ以上になる大成功選手以上は赤で示す。
（）のカッコ内は、出身ジャンル・入団後の年数・順位・分類。
その横にその選手の上げたポイントを上げてある。
※は、退団選手。
判定の詳細は下記
https://devi-sougou.blog.ss-blog.jp/2021-01-08

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２０年・０ｐ

なし

１９年・０ｐ

なし

１８年・17ｐ

＜成功選手＞高橋優（大社投・３年目・１位・Ａ）７ｐ

＜成功選手＞戸郷（高投・３年目・６位・Ａ）１０ｐ

１７年・３ｐ

＜成功選手＞大城（２５野・４年目・３位・Ｂ）３ｐ

１６年・6ｐ

＜予備軍＞吉川（大社野・５年目・１位・Ｂ）１ｐ

＜予備軍＞畠（大社投・５年目・２位・Ｂ）１ｐ

＜準成功＞大江（高投・５年目・６位・Ａ）３ｐ

＜予備軍＞松原（大社野・５年目・育成枠・Ｂ）１ｐ

１５年・５ｐ

＜成功選手＞中川（大社投・６年目・７位・Ｂ）５ｐ

１４年・16ｐ

＜成功選手＞岡本（高野・７年目・１位・Ａ）１６ｐ
１３年・９ｐ

＜成功選手＞田口（高投・８年目・３位・Ｂ）８ｐ※

＜予備軍＞平良（高投・８年目・５位・Ｂ）１ｐ

１２年・１６ｐ

＜成功選手＞菅野（大社投・９年目・１位・Ｃ）１５ｐ

＜予備軍＞公文（大社投・９年目・３位・Ｃ）１ｐ※

１１年・２ｐ

＜準成功＞一岡（大社投・１０年目・３位・Ｃ）２ｐ※

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１０年・８ｐ

＜成功選手＞澤村（大社投・１１年目・１位・Ｃ）７ｐ※

＜予備軍＞宮國（高投・１１年目・２位・Ｃ）１ｐ※

０９年・０ｐ

なし

０８年・４ｐ

＜成功選手＞大田（高野・１３年目・１位・Ｃ）４ｐ※

０７年・０ｐ

なし


０６年・23ｐ

＜成功選手＞坂本（高野・１５年目・１位・Ｄ）２３ｐ

０５年・０ｐ

なし

巨人はこの３年間は３位・優勝・優勝、
その前が３位・４位・２位ということを考えれば、
セリーグでは最も上位安定に成功した球団だった。
ただ、それはドラフト＆育成を頑張ったからではなく、 他球団の主力選手を金の力で強奪したからである。

ドラフト＆育成は 成功選手１０人は平凡。
ただ、９ｐ以上の大成功選手は４人と悪くない。
特に坂本は球史に確実に残る活躍で、
菅野・岡本も球界最高峰クラス。
ただ、全般的にもっと上位指名選手が
当たってほしい。
実際に、戸郷や中川など下位指名選手が、
巨大戦力と言われるチームにもかかわらず、
輩出されることが、上位指名選手のブレイクが
少ないことを示している。

世代別には、若手の選手層はまずまず。
岡本の他、戸郷・高橋優のブレイクが大きい。
ただ、中堅前期と中堅後期は弱く、 そこで田口などを放出するのだから、 このチームはおかしい。

そもそも、意外とこのチームは流失が多い。
平良・一岡・太田などは、
他球団で活躍している。
それらを放出して、大型補強に走るのだから、 明らかに変である。

その大型補強も弊害が出ており、
ベテランばかりが目立つ。
丸・中田翔・陽・梶谷・井納・山口俊と、
いずれもベテラン前期ばかりで、 むしろ上記の中堅世代選手の 出場機会を奪っている感がある。
それでチーム全体の成長力を削いでしまっている。
昨年の３位転落はその警鐘だった気がする。

阪神の他、広島・横浜の巻き返しが予想されるが、
やはりこのチームは大型補強できるので、問題ない。
また、菅野が残留したことが大きく、
坂本の他、丸と中田翔など球界を代表する選手は健在。
彼らが主力であるうちから、
岡本と戸郷に次ぐ選手を出せるかが勝負であろう。
そうすれば、大型補強しなくても対抗できる。