今後3年間のセリーグはこうなる~12球団のドラフト&育成の真の結果を暴き出す⑳ [ドラフト会議]
さて、ここまで12球団のドラフト&育成を
チェックしてきたが、
これを元に今後の3年間の推移を予想してみる。
ただ、ドラフト&育成はチーム作りの王道だが、
FAやトレードなどの補強が増えたこと、
またメジャ-流失などもあることから、
それらを総合して考えてみる。
そして何より、3年間のスパンで見たときに、 選手の年齢を吟味するする必要がある。
よって、以下の基準を作ることにした。
<ケースA(若手)>
高卒は入団7年目までの選手、
大社は同4年目までの選手、
25以上は同3年目までの選手
年齢的には20代前半・中盤になるため、
今後3年間は問題ないどころか、
むしろ成長が見込めるので、
→成功選手・準成功・予備軍とも、 今のポイントを×120%で計算する。
<ケースB(中堅同期)>
高卒で入団8~10年目の選手、
大社で同5~7年目の選手、
25以上で同4~6年
年齢的には20代後半になるので、
今後3年間は問題ないが、
成長の余地は少なくなるし、
FAなどの流失対象にもなってくるので、
→成功選手・準成功・予備軍とも、 今のポイントをそのまま(100%)とする。
<ケースC(中堅後期)>
高卒は入団後11~13年、
大社は同8~10年、同25以上は7~9年
年齢的には30代前半なので、
今後2年くらいは問題ないだろうが、
3年目くらいになると確実に30代中盤入りするし、
最もFA権獲得での流失時期にもなってくるので、
→成功選手・準成功・予備軍とも、 今のポイント×90%と計算する。
<ケースD(ベテラン前期)>
高卒は入団後14~16年、
大社は同11~12年、25以上は同10年
年齢的には30代中盤なので、
現時点ではよくても、もう衰退期に入るのは確実。
→成功選手・準成功・予備軍とも、 今のポイント×70%と計算する。
退団・引退した選手のポイントは没収、
FAやトレードで移籍した選手のポイントは、
上記のケース別のポイントを他の選手同様に適用し、
すべて移籍先チームに加算する。
小数点は四捨五入。
その結果は、以下となった。
(カッコ内は上記のケース別ルールを
適用したもの)
巨人・A29(35) B2(2) C37(33) D41(29) =(99p)
阪神・A27(32) B44(44) C12(11) D0 =(87p)
中日・ A23(28) B15(15) C24(21) D6(4) =(68P)
横浜・A40(48) B25(25) C14(12) D4(3)=(88p)
広島・A8(10) B43(43) C37(33) D6(4) =(90p)
ヤクルト・ A25(30) B21(21) C20(18) D7(5) =(74p)
セリーグは今後3年は 「巨人が本命で、対抗が広島・横浜・阪神、ここまでが4強で、 ヤクルト・中日の2弱」になる。
解説すると、やはり巨人は少しリードしている。
広島・横浜・阪神は大きな強みもあるが、
明確な短所を持っている分、巨人より少し落ちるが、
差はそれほどではないので、
ここまでは4球団で4強といっていい。 中日・ヤクルトはこの4球団とは確実に差がある。
名前が出た順に、述べていく。
<巨人>
圧倒的2連覇した後の戦力層の厚さにおいて、菅野残留や坂本・丸の存在が大きく、
そこに梶谷らが加わったので、30代前半・中盤の層はセリーグ1位。
しかし、20代中盤までの層は、横浜と並びセリーグ屈指だったが、
若手の投手のキーマンだった田口を簡単に手放したことは、
かなり理解に苦しむ。これは将来の弱体化を招く危険性がある。
そして、20代後半は極端に層が薄い点も気になる。
ドラフト&育成も平均的レベル。
とはいえ、FA補強が容易なチーム事情も大きく、流失も充分埋められるチーム事情があり、セリーグで最も上位安定に近いだろう。
<広島>
2年連続Bクラスと下落が続いたが、
この2年が不振だっただけで、V字回復が視野に入る。
20代後半~30代前半の中堅勢力はセリーグ最高で、
復活は充分見込める。
この戦力が働けば、巨人に充分対抗できる。
そして、この球団のもう一つの強みは、
ドラフト&育成はセリーグ最高であること。
ただ、ここは流失の多さが何よりの課題。
そして、3連覇時代の選手層が強かった反動で、
20代中盤までの層はセリーグで最も薄い。
とはいえ、今までの選手層の厚さと、ドラフト&育成の強さで、
これらの課題を乗り越えることはできるだろう。
4強の一角は確実に入ってくるだろう。
<横浜>
なかなか中堅球団の域を脱していないが、
今後は上位進出や優勝もあるだろう。
まず、巨人が田口放出もあり、20代中盤までの層は、 他の球団に大きく差をつけ、セリーグ1位になった。
20代後半や30代前半の選手層も悪くなく、
現有戦力もまずまず。チームバランスはよく、 将来は有望。
ドラフトが上手く、育成も良い。チーム事情も
心強い。
課題は流失の多さだが、
補強もそれなりに取り組んでいるので、
その点はなんとかなるか。
<阪神>
この球団も上昇気流の真っただ中で、
今後も上位安定や優勝が視野に入りつつある。
20代後半の選手層が、広島と並びセリーグ最高。
さらに、現状の戦力も西を補強したことが大きく、
それがチームの上昇につながっている。
30代の層は逆にリーグワーストのため、
現有戦力は、まだ巨人には対抗できていなかったが、
また、20代中盤までの選手層は普通なのと、
ドラフト&育成は改善しつつあるも発展途上。
それでも20代後半の層の厚さがよいのと、
選手流失の少ないことも心強い。
それに外国人などの補強が上手いのもよい点である。
<ヤクルト>
20代後半~30代前半の中堅勢力は平凡で、
上位球団相手に苦戦続きの結果となっている。
田口をトレードで獲得したことが大きく、
課題だった20代中盤までの若手も、
普通までは盛り返したのが救い。
とはいえ、中日相手になら何とかなりそうだが、
これで巨人・阪神・横浜・広島の4球団に上回れる見込みは少ない。そうなると下位低迷は濃厚である。
とにかくドラフトが12球団ワーストで、
育成がまずまずなのと、
選手が抜けないことくらいが救いか?
<中日>
20代中盤までの若手層こそ普通だが、
20代後半以降はいずれの選手層も平凡。
総合的に巨人相手には1枚半以上は
確実に選手層が落ちる状態になっている。
育成に課題があり、とにかく大物を育てられないので、 チームが大きくならない。
ドラフトは普通なのと、選手が抜けないことくらいが救いか?
この先も暗いと言わざるを得ない。巨人・阪神・横浜・広島の
4球団に上回れる見込みは少なく、ヤクルト同様に、やはり下位低迷だろう。
チェックしてきたが、
これを元に今後の3年間の推移を予想してみる。
ただ、ドラフト&育成はチーム作りの王道だが、
FAやトレードなどの補強が増えたこと、
またメジャ-流失などもあることから、
それらを総合して考えてみる。
そして何より、3年間のスパンで見たときに、 選手の年齢を吟味するする必要がある。
よって、以下の基準を作ることにした。
<ケースA(若手)>
高卒は入団7年目までの選手、
大社は同4年目までの選手、
25以上は同3年目までの選手
年齢的には20代前半・中盤になるため、
今後3年間は問題ないどころか、
むしろ成長が見込めるので、
→成功選手・準成功・予備軍とも、 今のポイントを×120%で計算する。
<ケースB(中堅同期)>
高卒で入団8~10年目の選手、
大社で同5~7年目の選手、
25以上で同4~6年
年齢的には20代後半になるので、
今後3年間は問題ないが、
成長の余地は少なくなるし、
FAなどの流失対象にもなってくるので、
→成功選手・準成功・予備軍とも、 今のポイントをそのまま(100%)とする。
<ケースC(中堅後期)>
高卒は入団後11~13年、
大社は同8~10年、同25以上は7~9年
年齢的には30代前半なので、
今後2年くらいは問題ないだろうが、
3年目くらいになると確実に30代中盤入りするし、
最もFA権獲得での流失時期にもなってくるので、
→成功選手・準成功・予備軍とも、 今のポイント×90%と計算する。
<ケースD(ベテラン前期)>
高卒は入団後14~16年、
大社は同11~12年、25以上は同10年
年齢的には30代中盤なので、
現時点ではよくても、もう衰退期に入るのは確実。
→成功選手・準成功・予備軍とも、 今のポイント×70%と計算する。
退団・引退した選手のポイントは没収、
FAやトレードで移籍した選手のポイントは、
上記のケース別のポイントを他の選手同様に適用し、
すべて移籍先チームに加算する。
小数点は四捨五入。
その結果は、以下となった。
(カッコ内は上記のケース別ルールを
適用したもの)
巨人・A29(35) B2(2) C37(33) D41(29) =(99p)
阪神・A27(32) B44(44) C12(11) D0 =(87p)
中日・ A23(28) B15(15) C24(21) D6(4) =(68P)
横浜・A40(48) B25(25) C14(12) D4(3)=(88p)
広島・A8(10) B43(43) C37(33) D6(4) =(90p)
ヤクルト・ A25(30) B21(21) C20(18) D7(5) =(74p)
セリーグは今後3年は 「巨人が本命で、対抗が広島・横浜・阪神、ここまでが4強で、 ヤクルト・中日の2弱」になる。
解説すると、やはり巨人は少しリードしている。
広島・横浜・阪神は大きな強みもあるが、
明確な短所を持っている分、巨人より少し落ちるが、
差はそれほどではないので、
ここまでは4球団で4強といっていい。 中日・ヤクルトはこの4球団とは確実に差がある。
名前が出た順に、述べていく。
<巨人>
圧倒的2連覇した後の戦力層の厚さにおいて、菅野残留や坂本・丸の存在が大きく、
そこに梶谷らが加わったので、30代前半・中盤の層はセリーグ1位。
しかし、20代中盤までの層は、横浜と並びセリーグ屈指だったが、
若手の投手のキーマンだった田口を簡単に手放したことは、
かなり理解に苦しむ。これは将来の弱体化を招く危険性がある。
そして、20代後半は極端に層が薄い点も気になる。
ドラフト&育成も平均的レベル。
とはいえ、FA補強が容易なチーム事情も大きく、流失も充分埋められるチーム事情があり、セリーグで最も上位安定に近いだろう。
<広島>
2年連続Bクラスと下落が続いたが、
この2年が不振だっただけで、V字回復が視野に入る。
20代後半~30代前半の中堅勢力はセリーグ最高で、
復活は充分見込める。
この戦力が働けば、巨人に充分対抗できる。
そして、この球団のもう一つの強みは、
ドラフト&育成はセリーグ最高であること。
ただ、ここは流失の多さが何よりの課題。
そして、3連覇時代の選手層が強かった反動で、
20代中盤までの層はセリーグで最も薄い。
とはいえ、今までの選手層の厚さと、ドラフト&育成の強さで、
これらの課題を乗り越えることはできるだろう。
4強の一角は確実に入ってくるだろう。
<横浜>
なかなか中堅球団の域を脱していないが、
今後は上位進出や優勝もあるだろう。
まず、巨人が田口放出もあり、20代中盤までの層は、 他の球団に大きく差をつけ、セリーグ1位になった。
20代後半や30代前半の選手層も悪くなく、
現有戦力もまずまず。チームバランスはよく、 将来は有望。
ドラフトが上手く、育成も良い。チーム事情も
心強い。
課題は流失の多さだが、
補強もそれなりに取り組んでいるので、
その点はなんとかなるか。
<阪神>
この球団も上昇気流の真っただ中で、
今後も上位安定や優勝が視野に入りつつある。
20代後半の選手層が、広島と並びセリーグ最高。
さらに、現状の戦力も西を補強したことが大きく、
それがチームの上昇につながっている。
30代の層は逆にリーグワーストのため、
現有戦力は、まだ巨人には対抗できていなかったが、
また、20代中盤までの選手層は普通なのと、
ドラフト&育成は改善しつつあるも発展途上。
それでも20代後半の層の厚さがよいのと、
選手流失の少ないことも心強い。
それに外国人などの補強が上手いのもよい点である。
<ヤクルト>
20代後半~30代前半の中堅勢力は平凡で、
上位球団相手に苦戦続きの結果となっている。
田口をトレードで獲得したことが大きく、
課題だった20代中盤までの若手も、
普通までは盛り返したのが救い。
とはいえ、中日相手になら何とかなりそうだが、
これで巨人・阪神・横浜・広島の4球団に上回れる見込みは少ない。そうなると下位低迷は濃厚である。
とにかくドラフトが12球団ワーストで、
育成がまずまずなのと、
選手が抜けないことくらいが救いか?
<中日>
20代中盤までの若手層こそ普通だが、
20代後半以降はいずれの選手層も平凡。
総合的に巨人相手には1枚半以上は
確実に選手層が落ちる状態になっている。
育成に課題があり、とにかく大物を育てられないので、 チームが大きくならない。
ドラフトは普通なのと、選手が抜けないことくらいが救いか?
この先も暗いと言わざるを得ない。巨人・阪神・横浜・広島の
4球団に上回れる見込みは少なく、ヤクルト同様に、やはり下位低迷だろう。
コメント 0