これを見れば、セリーグ各球団の今後の順位がわかる～１２球団のドラフトの真の結果を暴き出す⑯

前回のパリーグ同様に
ここまで集計した
ドラフト&育成の結果と、
メジャー挑戦やFA、
トレードによる入退団を
吟味した結果を考えてみる。
これにより、この先の 数年のセリーグの予想がほぼ見える。

まずはドラフト&育成結果の再掲載。
（ポイントの判定などの詳細は
以下ＵＲＬからどうぞ）
https://devi-sougou.blog.ss-blog.jp/2019-10-20-1

＜セリーグ＞
広島・１２９ｐ
横浜・１１９ｐ
巨人・１１２ｐ
中日・８８ｐ
ヤクルト・７４ｐ
阪神・７０ｐ

パリーグの時と同様に、
ここから、
以下の基準を入れてみる。

①昨季終了時点で３４歳以上に
なる選手はどのジャンル出身でも
無条件で削除。

②選手のメジャー挑戦やFA、
トレードによる移籍があった場合、
その選手の（退団の場合は当然だが、
該当球団から１００％ポイント削除）
ポイント残存を以下とする。

ケースA（若手）：高卒は入団７年目までの選手、
大社は同４年目までの選手、
２５以上は同３年目までの選手
→入団した場合は、
その選手のポイント数×９０％

ケースB(中堅前期)：高卒で入団８～１０年目の選手、
大社で同５～７年目の選手、
２５以上で同４～６年
→同、その選手のポイント数×７０％

ケースC（中堅後期)：高卒は入団後１１～１３年、
大社は同８～１０年、
同25以上は７～９年
→同、その選手のポイント数×５０％

ケースD(ベテラン)：高卒は入団後１４～１６年、
大社は同１１～１２年
→同、その選手のポイント数×３０％
（但し、上記の年齢制限があり、あまり存在しない）

これにより各球団の２０代中盤
（出世の早い選手なら２０代前半）から、
３０代前半までの、チームで
一軍選手層を構成する最も大事な
ゾーンの状況が、浮き彫りになり、
今後のチームの盛衰が一目できる。

＜セリーグ＞
広島・９８ｐ
巨人・９４ｐ
横浜・８７ｐ
阪神・７２ｐ
中日・７０ｐ
ヤクルト・６８ｐ


【広島】マエケン・丸と主力が抜けたが、
セリーグ最高のドラフト&育成力が、
これ埋めて今でもセリーグではトップランクの
選手層を誇る。課題は資金力だが、その関係で
今後主力が抜けなければ、上位安定は間違いないし、
仮に抜けても、ドラフト&育成力で埋めてくるだろう。


【巨人】この１年で大幅に育成が進んだ。
ドラフト&育成は広島・横浜にはかなわないが、
その２球団にはできない、資金力が強みで、
丸などのFA補強で、不足分を埋めている。
戦力流失も多いが、資金力と向上した育成力で、
上位安定は濃厚だろう。


【横浜】広島同様にドラフト&育成力でチームを
作っており、時間はかかっているが着実に
向上している。広島と比べると、ドラフト&育成力で
分が悪いこと、主力の流失が多かった分、
上昇が遅れているが、それでも広島・巨人に 今後対抗及び次ぐ存在だろう。

【阪神】若手及び中堅前期の選手は頑張っているが
本来なら主力になるはずの中堅後期及び
（今回の調査対象の）ベテランがほぼ全滅で、
これが大きな足かせとなっている。優良外人や、福留ら超ベテラン、
西などFA選手が活躍する傾向にあるが、上記のことから選手層が
完全に１枚、広島・巨人に比べ落ちる。今後も基本はBクラスだろう。

【中日】新旧交代を進めているのはわかるが、
若松の挫折や、その割には若手の伸びが遅く、
加えてこの先に若手がブレイクする頃に、
ここまでチームの中心軸の大島が衰退期に入るのが痛い。
また、大島を超える選手もいない。
根尾が大ブレイクでもしないと、Bクラスがまだ続くだろう。

【ヤクルト】この球団はドラフト&育成力が低い。
実際に、山田哲・村上・小川の入った年以外は、
今回の調査では全ての年が１ケタのポイントだった。
そのくせに活躍していた秋吉を手放したり、
FA選手を阪神と違い獲得しても活躍しないと問題だらけ。
広島とは１．５枚くらい層が薄く、Bクラスは今後も間違いない。

パリーグよりは、３強３弱を感じるが、
それでもヤクルトでも１５年の優勝のような、
瞬間的な大爆発の可能性はあり得る。