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新旧名選手比較対決⑤ 中崎翔太 VS 大野豊 [広島カープ]

カープのキャンプは、
大きな離脱者もなく、
今のところ
順調のようである。
このままいけば、
今後の紅白戦などで、
成果がみられるであろう。

新旧名選手比較対決で、
今回は抑え投手の中崎と、 大野豊を比較してみる。

右腕と左腕の違いはあるが、
お互いカープの抑え投手を 担い、各時代の優勝に 貢献した投手である。

中崎は高卒なので、
6年現役を経た
これまでの成績で、
そして大野は
高卒社会人出身なので、
年齢的には+1年である
入団4年目までの
成績で比較します。


①試合数

中崎・141試合259回(先発12回) 大野・149試合288回(先発9回)

当時の試合数も吟味すると、 大野が少し上だと思うが、 どちらもハイレベルと言っていい。

ただ、先発もそれなりに
機会を得ており、
にも関わらず中継ぎを
やっているということは、
この時点では共に先発では
芽がなかったということか。


②防御率
中崎・通算防御率3.19 大野・同3.56

中崎が上。
先発した時の成績を
除外すれば、
中崎は2点台、大野も3点台前半に
なるのだろう。
中崎の成績は抑え投手として、 合格である。


③被安打・被本塁打・四死球
中崎・141試合259回(先発12回)で、 被安打212・被本塁打16・四死球104 大野・149試合288回(先発9回) 被安打282・被本塁打34・四死球110

完全に中崎の勝ち。
中崎は被安打が少ない。1回あたりの被安打率が
81%と、中継ぎ抑えの投手としても、
合格レベル。
代わりに四死球が多く
1回あたりの四死球率が40%は
逆に不合格。
それが防御率3点台に
甘んじた理由か。
大野は被安打が同100%弱で、
このクラスの投手としては限界。四死球も決して良くない。


④奪三振

中崎201 大野195

これも中崎の勝ち。
投球回数を考えれば、
実質は結構な差がある。

<結論>

中崎が上と見ていいだろう。

中崎は、球界では少数派の
高卒の抑え投手なので
比較対象が少ないのだが、
阪神からメジャーに行った藤川、
巨人の西村健太郎の
同年代より、出世スピードが速い。

唯一負けるのは、
ヤクルトからメジャーに行った
五十嵐(現ソフトバンク)ぐらいか。
そういう意味では、 現在の中崎は、かなり優秀と思ってよい。

大野は本格化したのはここから。26歳以降で、
先発で防御率3点台以下を10回、
中継ぎ抑えで防御率2点台以下を6回も
記録し、80年代~90年代前半を
代表する投手となった。

逆に言うと、中崎は ここから今の勢いを継続しつつ、 現状以上のモノを出せるか?が 課題か?それが見えれば、
藤川・五十嵐のように、
メジャーに行けるであろう。
頑張って欲しい。

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