カープキラーの「あの球団のこの2投手」の傾向と対策は? [広島カープ]
さて、今年も間もなく終わろうとしているが、
もっとも、カープを苦しめたのは誰か?を 今年もやっておく(今回は投手編)。
最初に言っておくが、これは決して
面白がってやっている企画ではない。
その証拠に、きちんとその選手の傾向と
対策を考えて来年につなげるものである。
なぜ、こんなことを言ったのか?
これは後に理由が分かる。
先発投手で以下の条件をかけてみる。
①年間85イニング以上投げた投手(例年なら100イニング以上)
②カープ戦だけで17イニング以上投げた投手(同20イニング)
③カープ戦防御率2点台だった投手
②と③はカープがらみだが、
①は直接カープではない。
ただ、これぐらいの総合力がなければ、
研究すれば攻略可能なはずである。
結果は以下。投球回数が多い順に、
西(阪神)・菅野(巨人)・秋山(阪神)・戸郷(巨人)・柳(中日)
澤村賞を取った大野雄(中日)のような左腕には、
カープは強いのだが、右の力のある投手には、 弱い傾向がモロ出ている感じである。
菅野はメジャー挑戦でいなくなったし、
まだ若い戸郷と柳は来年は強敵だと思うが、
投球イニング自体が少ないので、今年の時点では
そこまで難敵とは思わない。
問題は、西と秋山である。
【西】(以下は全部、対カープ戦の成績。QSは先発して6回3失点以内の確率)
6試合45イニング 防御率2.00 QS100% 4勝1敗
【秋山】
6試合37イニング 防御率1.45 QS67% 4勝0敗
西には2年連続で完全にやられた。
誠也は西をカモにしていたが、
あとは菊池以外の主力打者は、殆ど対戦打率200以下だった。
そして、秋山に対しても苦戦しており、
主力打者はそれなりに打っているが、
逆に誠也が抑え込まれた。
この2人に7つも負け越したわけで、
それが阪神戦の対戦OPS639
(出塁率+長打率。650を割ったら、
明らかに苦戦レベル)。
そして対阪神戦全体も8勝13敗と負け越しにつながった。
この2人相手にここまでひどくならなければ、
5位どころかAクラスもあったかもしれない。
そこで、今回はこの2人を分析する
(つーか、西は去年もやったんですけどw)。
【西】
今年の西は昨年と大幅に投球スタイルを変えてきており、
シュートが30%強、スライダー30%強、チェンジアップ25%と、
この3つで組み立てており、代わりにほとんどストレートを投げなくなった。
技巧派スタイルに変化した西だが、 シュート被打率250で、スライダー・チェンジアップに至っては 同100台と難攻不落。誠也みたいにパワーがありつつ
変化球打ちがうまい選手でないと、どうしても苦しくなる。
実際に、西が苦戦しているのは岡本(巨人)ヤクルト(村上)など、
全球団の4番クラスのパワーのあるタイプ。
逆に何でもできる坂本(巨人)・
山田哲(ヤクルト。ちなみに西には対戦打率100)と
苦戦している。
それを考えると、誠也クラスの打者でないなら、 ここは変に変化球に無理に合わせに行くより、 割り切って打つ球を決めて、 思い切って振った方が結果が出るはずだ。
【秋山】
こちらは逆にストレートが45%と、
本格派の目安の40%を超えており、
カットボールとフォークボールが20%ずつという
完全な本格派。
一時期は技巧派の感じだったが変わった。
フォークは被打率150と難敵。 ストレートとカットボールが同240だが、 まだこちらは対抗できる。
そのためには、追い詰められてフォーク投げられると
お手上げなので、早いうちから仕掛けていくことだろう。 幸い、初球こそ被打率低いが、あとは早めのカウントは 実は被打率300超えているので、攻略は可能だと思う。
また、右投手にしては右打者に弱く、
さらに先発としては被本塁打が多く、奪三振も少ない。
よって、本格派投手とはいえ、
それほどパワー負けはしないと思うので、
うまくカットボールを合わせて攻略しよう。
もっとも、カープを苦しめたのは誰か?を 今年もやっておく(今回は投手編)。
最初に言っておくが、これは決して
面白がってやっている企画ではない。
その証拠に、きちんとその選手の傾向と
対策を考えて来年につなげるものである。
なぜ、こんなことを言ったのか?
これは後に理由が分かる。
先発投手で以下の条件をかけてみる。
①年間85イニング以上投げた投手(例年なら100イニング以上)
②カープ戦だけで17イニング以上投げた投手(同20イニング)
③カープ戦防御率2点台だった投手
②と③はカープがらみだが、
①は直接カープではない。
ただ、これぐらいの総合力がなければ、
研究すれば攻略可能なはずである。
結果は以下。投球回数が多い順に、
西(阪神)・菅野(巨人)・秋山(阪神)・戸郷(巨人)・柳(中日)
澤村賞を取った大野雄(中日)のような左腕には、
カープは強いのだが、右の力のある投手には、 弱い傾向がモロ出ている感じである。
菅野はメジャー挑戦でいなくなったし、
まだ若い戸郷と柳は来年は強敵だと思うが、
投球イニング自体が少ないので、今年の時点では
そこまで難敵とは思わない。
問題は、西と秋山である。
【西】(以下は全部、対カープ戦の成績。QSは先発して6回3失点以内の確率)
6試合45イニング 防御率2.00 QS100% 4勝1敗
【秋山】
6試合37イニング 防御率1.45 QS67% 4勝0敗
西には2年連続で完全にやられた。
誠也は西をカモにしていたが、
あとは菊池以外の主力打者は、殆ど対戦打率200以下だった。
そして、秋山に対しても苦戦しており、
主力打者はそれなりに打っているが、
逆に誠也が抑え込まれた。
この2人に7つも負け越したわけで、
それが阪神戦の対戦OPS639
(出塁率+長打率。650を割ったら、
明らかに苦戦レベル)。
そして対阪神戦全体も8勝13敗と負け越しにつながった。
この2人相手にここまでひどくならなければ、
5位どころかAクラスもあったかもしれない。
そこで、今回はこの2人を分析する
(つーか、西は去年もやったんですけどw)。
【西】
今年の西は昨年と大幅に投球スタイルを変えてきており、
シュートが30%強、スライダー30%強、チェンジアップ25%と、
この3つで組み立てており、代わりにほとんどストレートを投げなくなった。
技巧派スタイルに変化した西だが、 シュート被打率250で、スライダー・チェンジアップに至っては 同100台と難攻不落。誠也みたいにパワーがありつつ
変化球打ちがうまい選手でないと、どうしても苦しくなる。
実際に、西が苦戦しているのは岡本(巨人)ヤクルト(村上)など、
全球団の4番クラスのパワーのあるタイプ。
逆に何でもできる坂本(巨人)・
山田哲(ヤクルト。ちなみに西には対戦打率100)と
苦戦している。
それを考えると、誠也クラスの打者でないなら、 ここは変に変化球に無理に合わせに行くより、 割り切って打つ球を決めて、 思い切って振った方が結果が出るはずだ。
【秋山】
こちらは逆にストレートが45%と、
本格派の目安の40%を超えており、
カットボールとフォークボールが20%ずつという
完全な本格派。
一時期は技巧派の感じだったが変わった。
フォークは被打率150と難敵。 ストレートとカットボールが同240だが、 まだこちらは対抗できる。
そのためには、追い詰められてフォーク投げられると
お手上げなので、早いうちから仕掛けていくことだろう。 幸い、初球こそ被打率低いが、あとは早めのカウントは 実は被打率300超えているので、攻略は可能だと思う。
また、右投手にしては右打者に弱く、
さらに先発としては被本塁打が多く、奪三振も少ない。
よって、本格派投手とはいえ、
それほどパワー負けはしないと思うので、
うまくカットボールを合わせて攻略しよう。
2020-12-15 23:12
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