一岡竜司 VS 小林誠二 「他球団に在籍した経験のある中継ぎの切り札」~カープ新旧名選手対決2020③ [広島カープ]
現在の選手と、過去の名選手を比較対決するこの企画の第三弾で、
巨人から大竹の人的保証で来てから台頭し、
カープの16~18年の三連覇に中継ぎの一角として
貢献してきた一岡。
そして、84年と86年の優勝に他、
広島→西武→広島と在籍し、
西武在籍時にも優勝に貢献した小林誠二を、
比較してみる。
この2人は他球団に在籍経験を持ちながら、
カープで中継ぎで成績を上げた共通点がある。
一岡は専門学校卒で、昨年で学年年齢で29歳なので、
高卒の小林は28歳までの成績で比較する。
①登板数・イニング数・先発数
一岡:260試合・253イニング・先発0
小林:168試合・375イニング・先発11
あまり差はないが、やや一岡が上といった感じ。
一岡はずっと中継ぎをやっており、
カープに来てからの6年間は平均40登板と、 コンスタントに登板数を重ねている。
小林は先発もやったが、
ロングリリーフを担うことがとにかく多かった。
特に84年の優勝時は大車輪の活躍で、
中継ぎ投手なのに130イニングも
投げて規定投球回数に到達してしまい、
防御率2.20で最優秀防御率のタイトルを
獲得するという珍現象を起こした。
②通算防御率
一岡:2.55
小林:3.50
これは一岡が上か?
一岡は上記のカープの在籍6年間で、
平均で40試合以上を投げながらも、
防御率が2点台以下が5回と優秀。
見事に火消し役を果たしている。
小林も悪くはないが、
上記のロングリリーフなど
便利屋に使われた反動化か?
防御率3点台後半以上やもっと悪い成績も、 普通にある。
③奪三振率&四球&WHIP(1イニングあたりランナーを出した割合)
一岡:奪三振231&四球93&WHIP1.18
小林:奪三振347&四球147&WHIP1.27
二人とも三振はよくとっている。
四球も少ない部類である。
そのため、一岡はWHIP1.18は勝ち試合を
ずっと任せてくることができたのに
ふさわしいレベルである。
小林のWHIP1.27は一岡より悪いが、
これはロングリリーフをした代償で、
それを考えれば、一岡とは差がない。
<結論>
一岡が少し上か?
やはり6年連続40登板で、防御率2点台を5回は大きい。
他球団なら抑え投手もできただろう。
小林も悪くないが、チーム事情で仕方なかったとはいえ、
先発・中継ぎ・抑え・ロングリリーフと、
起用法が一致しなかったのが、安定した成績が
残せなかった原因である。
小林はこの後、肩を壊して30歳の早さで引退した。
それを考えれば、一岡は安定した起用を続けてほしい。
巨人から大竹の人的保証で来てから台頭し、
カープの16~18年の三連覇に中継ぎの一角として
貢献してきた一岡。
そして、84年と86年の優勝に他、
広島→西武→広島と在籍し、
西武在籍時にも優勝に貢献した小林誠二を、
比較してみる。
この2人は他球団に在籍経験を持ちながら、
カープで中継ぎで成績を上げた共通点がある。
一岡は専門学校卒で、昨年で学年年齢で29歳なので、
高卒の小林は28歳までの成績で比較する。
①登板数・イニング数・先発数
一岡:260試合・253イニング・先発0
小林:168試合・375イニング・先発11
あまり差はないが、やや一岡が上といった感じ。
一岡はずっと中継ぎをやっており、
カープに来てからの6年間は平均40登板と、 コンスタントに登板数を重ねている。
小林は先発もやったが、
ロングリリーフを担うことがとにかく多かった。
特に84年の優勝時は大車輪の活躍で、
中継ぎ投手なのに130イニングも
投げて規定投球回数に到達してしまい、
防御率2.20で最優秀防御率のタイトルを
獲得するという珍現象を起こした。
②通算防御率
一岡:2.55
小林:3.50
これは一岡が上か?
一岡は上記のカープの在籍6年間で、
平均で40試合以上を投げながらも、
防御率が2点台以下が5回と優秀。
見事に火消し役を果たしている。
小林も悪くはないが、
上記のロングリリーフなど
便利屋に使われた反動化か?
防御率3点台後半以上やもっと悪い成績も、 普通にある。
③奪三振率&四球&WHIP(1イニングあたりランナーを出した割合)
一岡:奪三振231&四球93&WHIP1.18
小林:奪三振347&四球147&WHIP1.27
二人とも三振はよくとっている。
四球も少ない部類である。
そのため、一岡はWHIP1.18は勝ち試合を
ずっと任せてくることができたのに
ふさわしいレベルである。
小林のWHIP1.27は一岡より悪いが、
これはロングリリーフをした代償で、
それを考えれば、一岡とは差がない。
<結論>
一岡が少し上か?
やはり6年連続40登板で、防御率2点台を5回は大きい。
他球団なら抑え投手もできただろう。
小林も悪くないが、チーム事情で仕方なかったとはいえ、
先発・中継ぎ・抑え・ロングリリーフと、
起用法が一致しなかったのが、安定した成績が
残せなかった原因である。
小林はこの後、肩を壊して30歳の早さで引退した。
それを考えれば、一岡は安定した起用を続けてほしい。
2020-05-30 01:27
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