SSブログ

会澤翼 VS 西山秀二~カープ新旧名選手比較対決2020②「打撃型捕手としてはどっちが上?」 [広島カープ]

カープの新旧名選手比較の続編で、
今回はカープの主将であり、
現在の正捕手である会澤と、
90年代を代表する捕手であった
西山を比較する。
会澤が高卒13年なので、
西山も同じ高卒であることから、
13年目の31歳までの成績で
比較することにする。


広島カープ創設60年名勝負列伝 Vol.2 [阪神・中日編][DVD] / スポーツ




①試合数(捕手としてのみカウント)

【会澤】704
【西山】717

捕手にとって試合数は大事。
現在のプロ野球が、
試合数が多い時代であることを考えれば、
少し西山が上か?と思わなくないが、
互角といって差し支えなかろう。

②攻撃面

【会澤】出塁率345+長打率411=OPS756・盗塁3
【西山】出塁率319+長打率365=OPS684・盗塁28

これは会澤が上。
会澤は打撃型捕手としても 異例なくらい打力優秀である。
おそらく現役で負けるのは森(西武)ぐらいだろう
(しかもその森は捕手以外の出場がかなり多いので、
それを差し引くとそんなに負ける気はしない)。

西山も実は優秀で、打撃型捕手でも通算OPS600代後半なら
充分合格ライン。同時のライバルの古田(元ヤクルト)・
谷繁(元中日など)以外なら負けることはないのだが、
何よりの会澤が優秀すぎた。
ただ、西山の盗塁の多さも見逃せない。


【新品】【BD】カープV8 連覇の記憶(Blu−ray Disc)/広島東洋カープ





③盗塁阻止率

【会澤】100試合以上出場した年で、盗塁阻止率400以上はなし、同300以上もなし。     50試合以上の年で、同400以上が1回、300以上はなし。

【西山】100試合以上出場した年で、同400以上が2回、同300以上が1回。
    50試合以上の年で、400以上の年が3回、同300以上はなし。

これは西山の圧勝。
強肩の目安の400をこれだけ超えているのはすごい。
西山は通算でも盗塁阻止率374とかなりの強肩で、
なんと谷繁や阿部慎之助(巨人)より上なのだ。

逆に会澤は明らかに弱肩といえる。
300を割り込むと弱健の部類だが、
通算でも284と低い。
おそらくセリーグの正捕手で
ワースト級だろう。
もし別の正捕手候補がいたら、
今ごろコンバートされていたかもしれない。



プロジェクトX 挑戦者たち 史上最大の集金作戦 広島カープ 〜市民とナインの熱い日々〜/ドキュメント[DVD]【返品種別A】





④守備

【会澤】失策18・捕逸21
【西山】同10・同22

補球は同じレベルだが、守備のうまさは 明らかに西山に軍配が上がる。


【CD】それ行けカープ〜広島東洋カープ Stadium Sound Track鯉してるオールキャスターズ [VICL-63276]




<総合結果>

以上により打撃は会澤、
守備は西山である。
総合では、西山の方が上かな・・と
いう気がしなくもないが、会澤の打撃力のが
異例に高いので、互角と言っていい。

会澤は一軍で50試合以上出たのが高卒8年目・26歳、
100試合以上は同11年目・29歳と遅く、
守備の不安もあり、大成が危ぶまれたが、
石原のレギュラー時代が長く余裕があったこと、
ライバルが白濱など
レベルが低かったことが、幸いした。
それでないなら、コンバートされていたと思うが、
むしろその方がもっとすごい選手になっていた 可能性も、この打力ならあり得る
(もっとも、捕手と違い他のポジションは
競争激しいが)。

西山は26歳の時点で100試合以上
出場してレギュラーを確保。
プロとアマの差が最もある捕手で、
この出世スピードは悪くなく、
その後も強打強肩の捕手として君臨した。
ゴールデングラブも2回受賞しており、
捕手としての資質は会澤より明らかに 西山が上だった。 しかし何よりケガが多かった。
この調査の最後の年である13年目の
98年にシーズンを棒に振る大けがをしてしまい、 そこからは明らかに攻守とも下り坂に。
もしケガがなければ、同世代のライバルの
古田・谷繁の次ぐらいの成績を残していた
可能性は高い。

やはりそれを考えると、
会澤もケガがをしないよう、 気を付けてやってほしい。









鯉昇れ、焦土の空へ あなたは広島カープを知っていますか? [ イッセー尾形 ]






nice!(2)  コメント(0) 
共通テーマ:スポーツ

nice! 2

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。