具体的に名前を出して考えてみる～ドラフト２０１９予想（９月２６日時点）

ここまでの予想を含めて、
今年の現時点（９月２６日）での
ドラフト予想を個人名を挙げ
まとめておく。

なお、実はここまでの内容は、
８月下旬や９月上旬の状況を
元にまとめていたのだが、
それからいろいろと状況が変化したので、
それを踏まえて、ここまでの内容も
現時点である９月２６日の段階のものに、
変更した。

ポイントは以下。あと、一部のマスコミが 間違った分析を出していたので、 それも指摘および正しい分析を出しておく。

・一軍野手は、チームOPS（出塁率＋長打率）が７１７．
チームOPSは７００以上なら強打線なので、
昨年（同７７４）ほどではないが、充分に強力。 しかも７月以降は毎月同７３０以上と好成績だった。

・二軍野手もOPS６８２と良くはないが、 まずまずのところまで盛り返した。 特に小園は別格だが、その他の昨年の
高卒入団の３人もまだ高卒１年目なのに
早くも２軍のレギュラーをほぼゲット。
再来年くらいには１軍戦力になりそうな勢いである。
また大盛も支配下が視野に入る活躍で、
中村奨も活躍していて、こちらも再来年には
１軍戦力になりそう。

→以上のことから、野手は新旧交代は必要だが、 どうしても即戦力がすぐに必要ではなくなった。


・１軍投手は防御率は３．７０だが、
これは５月の大快進撃のときが大変良かったからで、
逆に６月以降は毎月４点前後だった。

・先発は一見弱そうに見えるが、
実はカープの先発陣はQS（６回までに３失点の確率）は、 １２球団１位。 つまり実力はあり、その証拠に１２球団で唯一、
先発回数６傑
（大瀬良・ジョンソン・床田・九里・アドゥア・野村）全員が
９０イニング以上投げている。

・逆に中継ぎ抑えは、登板数６傑
（菊池保・中村恭・フランスア・中崎・レグナルト・遠藤）のうち、
WHIP（１イニングあたりのランナーを出した数）が、
勝ち試合で使えなくなる１．４０を超えたのが、 中崎と遠藤と２人もいた （ただし、遠藤はまだ２０歳なのと、ロングリリーフも結構あったので、
それを差し引けばむしろよくやっている部類）。
レグナルトも１．３５なので、
勝ち試合で安定的に使える１．３０まで目線を上げると、
年間常時ベースで火消し役を務めたのは、 菊池保・フランスア・中村恭の３人だけ。

・二軍の成績は防御率３．６１。 悪くはないが、それほど良くはない。 先発で６０イニング以上で、防御率３点台以上は
（一軍組や一軍で実績ある選手を除くと）
モンテージャと平岡ぐらい。
中継ぎも２０登板以上で、防御率２点台は、藤井のみ。

→つまり投手の課題は、先発でなく中継ぎ。 しかもそれで遠藤・島内を廻すとなれば、
中継ぎの補強は急務である。

それらを踏まえ、予想してみる。


１位・佐々木（大船渡）
外れ１位・河野（ＪＦＥ西日本）

２位・森（桐蔭学園）or井上（履正社）

３位・坂本（立命大）OR 大関（仙台大）

４位・大学生or高卒３年目社会人の右投手

５位・高校生左投手

６位・大学生か社会人高卒3年目の外野手

７位・高校生捕手

育成枠１位・大学生ｏｒ社会人三塁手
　
上位指名となる３人目までは、
実名を挙げてみた。
１位の佐々木は、チーム戦力以前に 獲得するレベルの超大物。
もちろん外す確率が高いので、
外れ１位は左腕先発不足から、
河野を指名したい。

２位～３位は、
今年は野手は大学・社会人が不作で、
一番欲しい外野で上位指名候補がいない。
そこで、高校生の外野手を狙おう。

そして、もう1枠で外人依存している
左の中継ぎを補強すべく、大学社会人を 狙いたい。
すぐに一軍で行ける投手を取るには
この順位ぐらいが限度なので
ここは良い選手を狙おう。

代わりに４～５位は、ここで
実名を挙げてみる。
4位の右投手は、
上位漏れした大学・社会人の高卒３年目の選手を
上手く取りたい。
大学生なら 津森（東北福祉大）などいるが、 西田（JR東日本）もおすすめ。

5位の高校生右腕は甲子園やÙ１８などの
不出場組がおすすめ。
林（東洋大姫路）、玉村（丹生）など、 将来の中継ぎ候補としてどうか？

6位の外野の大学生や社会人、
７位の高校生捕手や
育成枠の高校生左腕、
大学社会人三塁手は、
上の順位で漏れていた有力選手を 適当に取ればいい。
外野手なら六大学などの候補は、この順位なら
社会人に行く傾向があるので、
地方大などを狙うのも手。
社会人だと佐藤（JR西日本）が
残っていれば最高である。
補充要員なので、
そこまで考える必要はないだろう。

ちなみに来年は、
高校生野手と大学生投手が豊作。
大学生野手もまずまず。
よって、来年は大学生野手や
投手を抑えつつ、高校生野手も
指名したい。