このままでは苦しい飯田（投手編その２＆アマ選手紹介）～広島カープ対社会人オール広島・レポート：プロ野球１２球団MAX with カープMAX：SSブログ

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このままでは苦しい飯田（投手編その２＆アマ選手紹介）～広島カープ対社会人オール広島・レポート　[広島カープ] [編集]

前回の続きで、
広島カープ対社会人オール広島の
観戦レポートです。

飯田哲矢＜今季27歳・左投手・3年目＞

8回裏に登板し、1回で3失点でした。

最初は130キロ台前中盤で、
スライダーやチェンジアップなどを
投げておりましたが、
全般的に力がない投球で、社会人打者に痛打されまくっていました。

それでも、塹江もそうだったのですが、
途中で修正する所はさすがプロであり、

急に球速が伸びて
130台後半がでるようになり、
MAX140キロで、スライダーも
精度が上がり、残りの打者を
打ち取りました。

全般的に、球威の無さが目立ちます。
社会人打者にここまで打たれるようでは、一軍打者に通じるわけがありません。
その代わりに、うまく球を散らして、
丁寧にコントロールされた
スライダー等の変化球を振らすという、
良く言えばかわす、悪く言えば逃げのピッチングです。

1年目はそれで、一軍でも良い所を見せましたが、
昨年は二軍でも不振でした。

今年もこのままだと、二軍中心で、一軍昇格の可能性は低いと思います。

大卒社会人なので3年目ですが、
すでに27歳ということを考えると、
正直、この内容では将来は明るくないと思います。
ハッキリ言って、左腕の特徴を生かし、一軍でワンポイントの投手を目指すしか、現状では道はないでしょう。
ただ、そのための準備時間はあまり
残されていません。

＜今回の社会人選手について＞

野手は正直、あまり興味ないので、
よくは見ていません。
偏見と言われると思いますが、
中国地方の社会人リーグの野手は
あまりレベルが高くなく、
その証拠にドラフトで指名される選手は
5年に1度ぐらいしか出ません。
（投手は悪くても2年に1度は出ますが・・）
実際によく打ったわりには、
印象に残る選手はいませんでした。

・・というわけで、投手についてですが、
こちらもドラフト候補は出てきませんでした。
代わりに、プロの横浜で5勝したハンカチ世代の加賀美（JR西日本）が先発し、
桑原（「くわ」の字が変換で出てこないので、
今後はこれで統一）と土生以外は、
抑えました。終始、自分のペースで
投げてマウンドを支配していた感じでした。
社会人でノーヒットノーランをやったのも理解できます。
かつてのノーコンが治り、ストレートは
130キロ台まで落ちましたが、
かえって楽に投げている印象で、
これなら末永く社会人でやっていけるでしょう。

湧川（JR西日本）が途中で、
美間のピッチャー強襲ライナーの
直撃を受けて降り、
受け継いだ藤井（JFE西日本）も左腕のサイドでMAX１３０キロながら、カープ打線を翻弄しました。

７回から出た
かつてのドラフト候補の鮫島（三菱重工広島）が、
バティスタに打たれて２失点。
ストレートもMAX１４０キロ、
スライダーもよいし、
下半身の肉つきもプロに
負けていないのですが、
その下半身を生かせないフォームや、
中背で、プロ入りにはもう一つモノ足らなかったことがわかります。