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ドラフト・育成は論外なのに、今まで中堅球団でいた理由は?~12球団ドラフト調査白書25・阪神<後篇> [ドラフト会議]

阪神の最終編です。

この10年間の指名人数結果

【支配下指名】58人

高校生・18名 
大学社会人・34名
25以上・6名 

【育成枠指名】10人

高校生・4名 
大学社会人・4名
25以上・2名 


阪神のドラフトは
他球団と似たような傾向で、
近年は指名数を抑えつつあり、
育成枠で代わりを埋めようとしている。
特徴としては、 大学・社会人が多く、 25歳以上がかなり少ない。
この球団こそ、
25歳以上ですぐに戦力に
なる選手が必要だと
思うのだが。


<総評>

昨年4位とはいえ、
借金10以上で
例年なら5位以下でも
おかしくない
Bクラスで終わった。
「暗黒時代の幕開け」である。 これから少なくとも3年は、 優勝はおろか、 Aクラスに入るのも 苦しいはず。 それどころか、 最下位の常連になりそう。

理由は、極端な ドラフト(&育成)の不振で、 自前の戦力があまりにも 少なすぎることにある。
同じセリーグでも、
広島・中日・巨人らの
3分の1ぐらいしか
自前で輩出できていない。

ここまでのドラフト結果を
見てお分かりと思うが、
他の球団には
19~35歳までの
年齢ゾーンに、
悪くても成功選手が 10人近くはいる。 しかし、阪神に 藤浪・榎田しかいない (しかも榎田はギリギリ到達)。 ハッキリ言って、この球団の ドラフト&育成は腐っている。
出身ジャンルや
上位・下位等を論ずるレベルすらない。
これはマジで苦しい。

しかし、そんな状況なのに、
近年の順位が、2位・3位・4位、
その前が、2位・4位・5位なので、
セリーグの
中堅球団の地位ぐらいある。
なぜに、下位球団に
転落しないのか?
それは西武とは反対で、 ドラフト以外が全部良かったから。

まず、鳥谷・能見ら
現在36~40歳の世代が
頑張ったこと。
そして、メジャー帰り・FA入団組、
そして優良外人という、
「外部組」に助けられたこと。
さらに、監督の采配がよかったから。

その外部組も、昨年はパッとしなかった。 鳥谷も能見も 福留や今回入団した糸井らも 全部高齢となり今後は 衰退は免れない。
そして、この先も見込みが低い。
年齢的には、西岡・高橋聡は
まだ30代前中盤だが、
近年不振続きで、これも不透明。
頼みはメッセら外人勢で、
これが外れたらお手上げ・・。
それが現状となっている。

金本監督は、それ気付いたようで、 若手の起用に積極的だが、 おそらくそれが成果になるのは、 少しかかりそう。

ドラフトは、高校生を育てる暇は
この球団にはない。
この先3年は、高校生は
指名ゼロでもいいぐらい。
オリックスのように、大量に 25歳以上の選手を取りまくって、 まずは、すぐに戦力になる 選手集めることだ。 とりあえず、メンバーをそろえることが優先。
そして、近い将来に主力となる
大学・社会人を取って、
育てていくしかないだろう。


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阪神 ドラフト1位のその後


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