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12球団ドラフト結果調査白書⑧~オリックス<その3>オールドルーキーがもたらす功と罪 [ドラフト会議]

オリックスの最終編です。

まずはその1・その2
ご覧くださいませ。
<その1>
http://devi-sougou.blog.so-net.ne.jp/2017-02-23-1
<その2>
http://devi-sougou.blog.so-net.ne.jp/2017-02-22-3

この10年間の指名人数結果

【支配下指名】71人

高校生・25名 
大学社会人・18名
25以上・28名 

【育成枠指名】12人

高校生・3名 
大学社会人・6名
25以上・3名 

オリックスとドラフトの
特徴といえば、
何と言っても
25歳以上の社会人選手の 指名の多さである。
オールドルーキーともいえる、
これらの選手が
39%も占めている。
高校生が35%と低いが、
人数は25人なので、
特に少なくはない。
逆に大学社会人は25%・
18名は少ない。
そして指名人数も 年平均7名強と多い。

<総論>

オリは昨年は一軍も二軍も
最下位という論外な結果となった。
この3年は2位・5位・6位。
その前の3年も4~6位と、
6年でAクラスは1回のみと、
暗黒時代に入っていると言える。

理由はやはりドラフトが 悪くはないが、 少し物足らないから。
若手・中堅のレベルの
高いパリーグでは、
特に日ハム・ソフトバンクと比べると、
確実に見劣りする。

理由を上げていくと、
球界を代表する選手の 目安である、 12p以上の獲得者がゼロ。
これは12球団でもオリぐらい。
金子が近年の低迷しているせいもあるが、
いずれにせよ、
チームに一人は
こういう選手がいないと、
順位がなかなか上がらない。

あと、高卒選手の輩出が 他球団と比べてイマイチ。西以外では、それなりの存在は、
T-岡田と伊藤光ぐらいで、
これでは足らない。

これは、オールドルーキーを獲り過ぎて、 育成に手間のかかる高校生より、 すぐに戦力となるそれらの選手を 試合で使おうとするからだろう。そのせいで、チームが大きくならない。

ただ、オールドルーキーを 積極的に獲ることは、 悪いことだけではない。良い点を述べていくと、
大当たりがない代わりに 安定して成功選手が輩出されている。
上位指名も当たっている。
そのため、セリーグの過去の
横浜・阪神・広島の暗黒時代などよりは、
ずっと充実している印象がある。
実際に、14年は優勝寸前の2位だった。

また、パリーグの他の球団と違い、
財力がある部類なので、
FA等で選手が手に入り、 逆に退団しないのも強み。
昨年FAした糸井は
年齢的ピークは過ぎているし、
今回上げた成功選手で抜けたのは、
大引と坂口のみ。

このチームの低迷は、采配などにある。
ドラフトでは、別に今の路線でもそんなに悪くはないので、
もう少しオールドルーキーを獲得を
あくまでも適正程度でいいので、減らせばよい。
その分を大学・社会人に充て、 高校生も含めてしっかり育成すれば、 間違いなくこのチームは 順位は上がる。
少なくとも暗黒時代を脱して
中堅ぐらいまで押し戻すのは
容易なはずだ。


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