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倉・廣瀬・中東・久本、引退・退団選手を総括する。 [広島カープ]

カープは引退した廣瀬・倉の他、
久本・中東を解雇した。
人数的にはこれは少なすぎるので、おそらく二次解雇などがあるだろう。
今回はその引退選手4人について述べることにする。
※年齢は学年年齢で統一。

<倉・捕手・今季41歳>

一軍通算・通算719試合 通算打席1764 通算OPS574 通算盗塁阻止率307 

ドラフト5位と決して高くない順位で入団したにも拘らず、実働19年も勤めたことは称賛に値する。
今季はコーチ兼任したが、この2年は一軍も二軍も出場はほぼなく終焉となった。
成長過程の新人の頃の2年と、引退前の2年を除くと、
実働15年で45試合強・110打席強ということで、「2~3番手の捕手を長年務めた」ことになる。強肩のイメージがあるが、通算盗塁阻止率は会澤336と見比べようがないものの、
石原294には勝っており、2番手の捕手としては悪くない。
そして、通算OPS574は二番手捕手としては優秀な部類に入る。
長きにわたって、縁の下の力持ちだったというべきか。こういう選手なら、後継者としても期待できそうである。


<廣瀬・外野手・今季38歳>

一軍通算・通算977試合 通算打席2519 通算OPS745 安打595 本塁打51

カープでも屈指の人気選手の一人で、一時は様々な記録も残したりした。
しかし、たび重なる怪我で明らか選手人生がおかしくなってしまった。
実働15年で70試合程度の出場数ということで、一軍半でほぼ終わってしまった。 ただ、数字で考えると、同校の先輩・野村謙二郎が通算OP754なので、 それとほぼ五分と優秀である(もちろん野村には優秀な遊撃守備と走塁があるが)。
また外野も強肩とされる年間10捕殺を記録したり、通算守備率989など補給も優秀であり、
守備も安泰だったことがよくわかる。
もし怪我をしていなければ、緒方クラスの成績を上げていた可能性はある。
それだけに惜しかった。
ちなみに、今年も2軍ではOPS930と破格であり、まだやれたと思うが引退となった。


<中東・外野手・今季35歳>

通算315試合 通算OPS566 盗塁19 安打71 本塁打2

35歳だが、大卒社会人で入団時が26歳なので、実働は10年しかない。
当初は捕手と外野が両方できるという売り込みだったが、
殆ど外野手での出場で、捕手としてはわずか6試合だった。
守備・走塁要員として起用されたが、同じキャラで同世代の
赤松が阪神から入団したことが痛手となった。
成績的には、通算OPS566は守備走塁型の一軍半レベルとしてもかなり低い部類になる。 おかげで使いやすいタイプだったのに年間平均30試合程度でとどまった。
他球団なら30代半ばで勤務することはできなかっただろう。


<久本・左投手・今季38歳>

一軍通算・通算247試合345回投球 奪三振272 12勝8敗3S・防御率3・26

大卒社会人で中日にドラフト指名され、中日解雇後はカープに来た選手。
中日で実働11年、カープで4年であったがカープでは昨年は育成枠転落で、
今年も1軍では殆ど当番がないので、実際の実働は2年でしかもそのうち1年は8試合に終わった。
年平均20試合弱で3点台前半の防御率であることから、 左の中継ぎの役割をコンスタントにやってきたことになる。
そして先発も12回やっているなど、マルチな活躍だった。
1回あたりの奪三振も78%と悪くない。
カープファンにとってはカープ入団1年目の13年の活躍がやはり忘れられないだろう。
もし最初からカープにいてくれたら、もっとはやくAクラスを実現できた可能性がある。



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