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新旧名選手比較対決③ 丸佳浩 VS 山本浩二 [広島カープ]

カープの現在の名選手と往年の名選手を比較する企画の第三段で、
今回は丸と山本浩二です。
「これはさすがに、ミスター赤ヘルこと山本浩二が圧倒的で、比較自体に無理があるのでは?」
と多くの方が思われるでしょう。
しかし、年輩の方はご存じかと思いますが、
山本浩二が往年のイメージのような打者になったのは、 30歳前後ぐらいからであり、現在の丸の年齢(27歳)の頃は、 丸と同じく攻・走・守のバランス型外野手だったのです。
丸は高卒なので現在の成績で、山本浩二は
6年目の28歳歳頃までの成績で考えてみたいと思います。


①試合数

丸はこの4年はほぼフル出場で、130試合出場も1度とこの6年は文句なしである。
山本浩二も同じく入団後6年はフル出場。どちらも若くしてレギュラーを獲得している。

これについては両者ともハイレベルでの互角で差し支えなし。

②打撃

丸は、チームを代表する強打者となるOPS(出塁率+長打力)900越えが1度、
中軸打者の目安のOPS800越えも2度。
守備走塁型で上位打者の目安のOPS700も2度。
打率も3割超えが1度あり、15本塁打以上も4度ある。

山本浩二は、この時点でOPS800越えが3度あるが900越えはない。OPS700越えは1度あるが、
打率3割越えはなく、代わりに20本塁打越えが3度、15本塁打越えが1度ある。
この時期から本塁打をガンガン狙っていたということか。

安定感は丸、長打は山本浩二に軍配。額面上は丸の方が少しよさそうだが、当時の成績を換算すると実質は互角と見ていいだろう。


③走塁

丸は117盗塁で成功率68%。山本浩二は101盗塁で成功率63%。試合数が少なかった時代といえ、
これは完全に丸の勝ちである。

④守備

山本浩二の詳細な守備成績は不明だが、丸も同時期の山本浩二も、すでにゴールデングラブの常連であることから、これもハイレベルで互角である。

<総合>

走塁などは丸が優秀だが、山本浩二は同じタイプながら、敢えて打撃中心(特に長打)を追及したフシがあり、実質はほぼ互角と言っていいだろう。
背景としては、時代が違い、昔は荒っぽく自由奔放な野球であり、現代のような緻密で繊細な野球でないことがあげられる。
そして、丸はあくまで守備走塁型の好打者の延長であるが、、
山本浩二は4番を早い時期から打ったりするなど、強打を必要としたことも理由である。

山本浩二は、29歳以降で球界を代表する強打者となるOPS1000を6回、OPS900を3回達成し、球史に残る打者となった。そういう意味では、丸は今後、今の形を崩さないまま、長打力を伸ばせるか?が課題となるだろう。

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コメント 5

DEVI

この記事を上げた時に、「デビ仲尾」と名乗る方がコメント上げておられました。恥ずかしくも、私の名前をパクると同時に、このコメントの批判を散々されておられましたが、いずれもチープな内容のモノで、社会人として常識や経験を疑わざるを得ないものでした。
よって過去の書き込みも削除させていただきました。
by DEVI (2017-01-16 00:04) 

三日坊主

ふうむ・・・丸の方を私は過小評価していたかもしれません。

コージは私の中では永遠に生き神様です、丸がどこまで追いつけるやら・・・


by 三日坊主 (2017-01-16 09:56) 

DEVI

ご意見ありがとうございます。

山本浩二は、ここから昨季の鈴木誠の成績を毎年続けていったのですから、やはり凄いですよね。

丸もそれに近づけるように頑張ってほしいです。


by DEVI (2017-01-16 13:01) 

丸丸

出塁率だけで比較した場合はどうでしょうか?
タイプも異なる気がしますが・・・
by 丸丸 (2017-01-16 17:08) 

DEVI

ありがとうございます。
出塁率は丸が上ですね。ただ、山本浩二も高いです。
by DEVI (2017-01-16 21:39) 

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