丸 佳浩～私がカープで丸が一番好きな理由はこれ。

私は公平に選手を評論したいので、
個人的に好きなをあえて作らないようにしている。
しかし、「どうしても名前を上げろ」と言われたら、丸と答える。
理由は「Mr安定感」と言っていい成績と、 額面上の成績で上回る菊池らより、 OPSや盗塁成功率等の実質的な項目で好結果を出し、 チームに貢献しているからである。


丸の今年を含めた、この４年間の成績を振り返ってみると

１３年/１４０試合（ほぼフル出場）でＯＰＳ（出塁率＋長打率）８０１
１４年/１４４試合（フル出場）で同９１０
１５年/1４３試合（フル出場）で同７７７
１６年/143試合（フル出場）で同８７０。打率２９１・２０本・盗塁２３

この３年連続フル出場で、この４年間でＯＰＳ９割が１度、８割が２度、７割が１度。
同い年で同時期に大ブレイクをした菊池もフル出場だが、
この４年は同８割が１度、７割が１度、６割が２度なので、明らかに上であることが分かる。

丸のような守備走塁型外野手は、一軍レギュラーの最低ラインはＯＰＳ６７５。
それを毎年余裕で上回り、しかも中軸打者の目標であるＯＰＳ８００も３回超えた。
つまり、この４年で最もチームの野手で安定して活躍したのは丸である。
今年こそ誠也が出来てたが、丸がカープを代表する野手であることは間違いない。

丸がここまで活躍できた理由は、バランスの良い能力や技術もあが、何より出塁率の高さにある。

１３年・３７６
１４年・４１９
１５年・３６１
１６年・３８９

上位打者が優秀とされる出塁率は３５０。それを毎年確実に超えている。たとえば菊池は今年打率３１５で１８１安打で最多安打王を獲得したが、出塁率は３５８。
しかし、丸は安打数は１６２安打だが四球は８４と菊池の倍以上あり、結果として菊池を楽に上回る。
また、今年は盗塁も２３で成功率７１９と良かった。守備は言うまでもない。
１～３番ならどこを打たせても文句ない。こんな安定した打者はチームにせいぜい１人ぐらいである

来年の目標は、誠也が今年達成した出塁率４００以上＋長打率６００以上でＯＰＳ１０００達成と ２５盗塁で盗塁成功率７５０だろう。
昨年も述べたが、この選手の場合は「３割・３０本・３０盗塁」のような、古い価値観で見るべきではない。
ＯＰＳのような本質的な貢献度でみるべきだ。
そして、そろそろポスティングでの渡米を目指してほしい。

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