菊池涼介の今季を振り返る～私があまり菊池を好きでない理由：プロ野球１２球団MAX with カープMAX：SSブログ

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菊池涼介の今季を振り返る～私があまり菊池を好きでない理由　[広島カープ] [編集]

選手の今季を解析するシリーズで
今回は菊池です。
なお、「この選手をやってほしい」というリクエストがあれば、引き続き受け付けておりますので、
コメント欄にでもぜひお願いします。

（成績詳細はこちらをご覧ください。）
http://baseballdata.jp/playerB/1100082.html

実は私はカープファンの中では珍しく、あまり菊池が好きではない。
というのが、丸や田中広と比べると、守備等の華やかな部分がクローズアップされ、
額面上の成績は良いが、実際は言われているほどチームに貢献していないと思うからだ。また、丸・田中広と違い成績が不安定なのも不満である。

たとえば昨年は不振で、打率２５６で丸（打率２４１）で９本多く、田中広（打率２７９）と６本少ない１４３安打だった。
しかし、丸と田中広は出塁率３００を楽々超えたのに、菊池は同２９２と完全に上位打者としては失格で、Ａクラス転落の戦犯の要因となった。
盗塁は成功率が低く、これもチームの足を引っ張った。
守備は確かに名手だが、意地悪な話だが捕手や遊撃ならともかく、二塁ならそこまでアドバンスはない。
犠打も代替えが利く。

言うなれば、今年は成績良かったから目立たなかったが、「なんできる代わりに、どれも中途半端」。菊池ファンの人からは「なんでもできるなら、それでいいじゃないか？」と言われそうだが、それを言うなら丸はＯＰＳ等ほぼすべての分野で菊池よりもっと上である。
２番打者の宿命でもあるが、菊池は本来は２番打者に収まるタマではない。性格的にもイケイケタイプなので、本来は１番か３番を打つ方が似合っているのだ。

ただ、今年は良くやった。
１４１試合６４０打席で、打率３１５・１３本・ＯＰＳ７９０。
打撃に関しては１８１安打で最多安打王をゲット。
しかし、実を言うと２番打者に最多安打王はあまり意味がない。なぜなら、上位打者の最大の仕事は出塁であり、安打はその手段に過ぎないからだ。
本当に評価すべきは、（その安打のおかげで）菊池の出塁率は３５８と上位打者の優秀基準である３５０を超えたことである。もっとも田中広は出塁率３６７、丸は３８９なので安打数が多いのに負けてはいるのだが。

走塁は１３盗塁で成功率７２２は合格。田中広と違い無駄に走らないことでチームに貢献した。
守備は異論なし。
あと、犠打の名手ではあるが、菊池ほどの安定し打力があるなら、そのまま打たせた方がよい。接戦のとき以外は、犠打は不要だと思う。

来季は１番菊池・２番田中広を試してみてはどうだろう？
その方が、菊池のイケイケぶりが成績に反映されやすいし、田中の足が不安なのと、田中の守備負担を減らすため、ほぼ出塁率が同じの菊池１番の方がやりやすいと思うのだが。何度か失敗しているが、辛抱強くトライしてほしい。